桜色の薔薇は永遠に【紫×緑】 (ページ22)

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いや、確実におかしい。
あ、ぅー、お年頃やから
そういう発想に発展しがちなだけか？

緑「なん...、え？」
赤「ん？」
緑「しげなんで、悪戯キレられただけやろ。
なんでそんな落ち込んでんの？」
赤「分からん...、苦しくって、俺、
淳太に嫌われるん嫌やっ......！！」

とうとう泣き出したしげの背中を
さすってやるけど、これは...、もしややね。

緑「しげ、淳太くんのこと好きなん？」
赤「うんっ...。」
緑「そうやなくて、そのーなんや！
恋愛対象、として。」
赤「......えっ？」

いつもぷくぷくのお目めを
赤く腫れさしてこっちを見るしげは、
やっぱまだどこか幼いよなって思う。

赤「...ないやろ、男やで？」
緑「しげ覚えてない？
しげちゃんの初恋、信五先生やったやん。」
赤「ぅえ、そうやっけ？俺ゲイ？」
緑「それは知らん。本質やないやろ。」
赤「そっ...か、俺淳太......。
俺、淳太が好きなんや。」
緑「え？いや、確定やないで？
俺がそうかな～って思っただけで、」
赤「いや、絶対そうや。ありがと神ちゃん。」
緑「え？うん。
ありがと、どういたしまして。」

なんか知らんけど、
急に腫れた目に信念を浮かべるしげ。

赤「俺、おれ頑張るわ！」
緑「ぉ、う！頑張れ！！」

幼なじみやけど、こいつのこと
やっぱよう分からん！でもええわ。
いつものしげに戻ったみたいやから。