桜色の薔薇は永遠に【紫×緑】 (ページ14)

今日:7 hit、昨日:17 hit、合計:73,514 hit

2108 ページ14

黄

目元がなんやわさわさして
くすぐったいなぁと思って目を開けたら、
俺が目開けたのに間に合わなく
ゴソゴソと背中を向けるこいつ。

おはよーと言ってその素肌に抱きつく。
眠いわ...。

黄「なんの悪戯しようとしてたん？」

首元でわざと呼気多めに喋れば、
耳赤くしてちょっとピクつくから愛しい。

赤「悪戯ちゃうもん。」
黄「じゃあ何？」
赤「寝顔、目綺麗やなーと思って。」

ほんま愛し。こいつ。
その首元に顔を埋めて思いっきり匂いを嗅ぐ。
また反応してるし。

黄「大毅の匂い好き。」
赤「ありがと。あの...淳太？」
黄「何？」
赤「近ない？」
黄「あかんか？」
赤「あかんくはないけど。」
黄「せやろ？」
赤「でも...、」
黄「なに？はっきり言い。」
赤「...首くすぐったい。」
黄「意識してんの。」
赤「してる...ってか
しちゃう。からやめて。」
黄「やめへん。」
赤「やーめて。」
黄「やーめへん。」

そのままペロっと首筋を舐めれば、
大毅の唇から小さく息が漏れる。

黄「朝から感じてんの。
えっちやなー大毅くんは。」
赤「淳太のせいやん。」
黄「なんでやねん。」
赤「なんでやねんちゃうやろ。」

大毅は俺の腕を振り解くと、
なんも着てないのも気にせんと
ベッドから降りて行った。

赤「シャワー浴びてくる。」
黄「一緒に入らんの？」
赤「嫌。今襲ってくるやろ。」
黄「襲わん！」
赤「嘘や。」
黄「嘘ちゃうもん。」
赤「いーや」
黄「けーち」
赤「ぺぇ～～～」
黄「腹立つなぁ。(笑)」

それもひっくるめて、幸せ。