桜色の薔薇は永遠に【紫×緑】 (ページ25)

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緑「37.8。」
紫「普通に熱やん。ベッドで寝てて。
お粥くらいなら作れるから。」
緑「嫌。」
紫「えっ？なんで。」
緑「...崇裕おるとこにおる。」

熱って怖いな。(2回目)
なんでこんな、いつもは
絶っっっ対言わんことが
ツルツル出てくんの？！
多分今日、ともの熱が下がるより前に
俺がぶっ倒れるで。
心臓持たんて、こんなん。

紫「あかん、寝てて。」
緑「やだ。」
紫「やだちゃう。」
緑「いや。」
紫「しんどくても知らんで？」
緑「知ってる。」
紫「知ってるんやったら寝え。」
緑「知ってても嫌。」
紫「ほんま...、」

しげみたい。
ただ圧倒的に違うのは、ウザくないのな。
むっちゃ可愛い。熱って怖いな。(3回目)

紫「分かった。分かったから、
せめてソファーで寝転がってて。
あったかくしてな。」
緑「うん。」

やっと言うこと聞いてくれた。
熱出たときのともって、
ほんま急に面倒くさくなんのよね。
可愛いからなんも文句ないけど。

ともみたいに上手ないけど、
ネギ切って生姜擦って卵溶いてなんやかんや。
口に入れられるくらいの味には
なったと思うけど、平気かな。

紫「ともー、できたで。」
緑「...ごめんな。」
紫「なんで謝んねん、
しゃーないやろ熱やもん。」

ふーふー冷まして、ともの口に運んでやれば
ともは上手く動かん手をたどたどしく
俺の手に重ねる。年下ってこーゆーことよ。
今日はもはやバブいけど。

緑「ん、美味い。」
紫「ほんま？良かった。」

この珍しすぎるバブを楽しみたいとこやけど、
ちゃんと休ませなあかんな。