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『おった?』
宮「いや…」
前「こっちも居らへんだわ」
Aが消えてすぐに阿部さんに連絡して、
マエケン&巨人軍総動員で捜してるんやけど
全く見つからへん。
もう太陽も登って、時計の針は7時47分を指している。
阿「そろそろ警察に連絡した方がいいかもしれないな」
藤「みるく…」
一旦ホテルに戻ってきた俺らは
ロビーでかたまってソファに座っていた。
俺があの時、目を離さへんかったら…
いてもたってもいられず、また探して来ようと立ち上がったその時、
『! みるく!』
ホテルに入ってきた一人の女の子。
俺の声に振り向いた少女は、紛れもなくAで。
「あ、さかもと」
すぐに駆け寄り、思い切り抱き締めた。
『アホかお前は!どこ行っててん!
こんなに心配させよって、チビのくせに!』
「ごめんね。でもチビじゃないもん! 」
?「あーわりわり、俺のせいだから笑」
ウィーンと開いた自動ドアの先には
サングラスをかけた、俺より少しだけ背の低い男。
ちょい悪っぽい雰囲気の男で、
夜にこの男とAに何があったかなんて、容易に想像がついて。
『てめぇ…ふざけ、』
?「ストーップ。何か勘違いしてるだろ、勇人」
『は?』
さも可笑しそうに笑うその男がサングラスを外した瞬間、俺を含め、
おそらく全員が同じようにマヌケ面になっていたに違いない。
『鳥谷さんやん!!』
鳥「よう。久しぶり」
意外すぎる人物の登場に、みるく以外の俺らは唖然と立っているだけで。
「まさか鳥ちゃんとは思わなかったんだよねー」
鳥「俺、誘拐犯みたいになってたな笑」
なんで広島におるんか、試合はどうしたのか、
聞きたい事は山ほどあるんに
頭がこんがらがって言葉が出てこやん。
なんでも、Aとラブホに行ったのは事実らしい。やってないらしいけど。
鳥「喋ったことなかったし
どんな子かなって、ちょっと気になって」
“本当、何も言わずに連れ出してごめん”
苦笑まじりに謝った。
「鳥ちゃんは今日試合ないの?あるよね?」
鳥「うん、ある。でもまぁナイターやから、たぶん間に合うっしょ」
鳥谷さん…
気まぐれにもほどがありません?
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ヤマトストロング(プロフ) - 私は、鷹党ですが、この小説かなりいいと思います。 (2014年1月4日 16時) (レス) id: 414c0c4970 (このIDを非表示/違反報告)
よっしー(プロフ) - Candyさん» いえいえ!私まだフロチャしかしてなくて、12月あたりからずっと下書きしてたのをUPしようと思ってて…。でも嵐のなので暇な時でいいですよ! (2013年11月18日 16時) (レス) id: 3da4eb0c69 (このIDを非表示/違反報告)
Candy(プロフ) - よっしーさん» 本当にありがとうございます♪((´艸`*))よっしーさんの作品もまた見に行かせてもらいます!頑張りますね^ ^ (2013年11月18日 6時) (レス) id: 1cf12ffc4e (このIDを非表示/違反報告)
よっしー(プロフ) - そんなことありますよ!!私は書いててもどーも….(T_T) 小説もそうですけど色々頑張ってくださいね! (2013年11月17日 23時) (レス) id: 3da4eb0c69 (このIDを非表示/違反報告)
Candy(プロフ) - よっしーさん» そんなことないですっでもありがとうございますヽ(*^ω^*)ノお願いします♪ わかりましたっ!! (2013年11月17日 20時) (レス) id: 1cf12ffc4e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Candy | 作成日時:2013年9月30日 9時