番外編 壁ドン 【ジューゴ】 ページ48
ウ「じゃあ最後は選ばれなかったジューゴだな!」
ジュ「...うるせぇよ」
や、やっぱ怒ってる..?ごめんね..
壁に体を預け、自分の選択を後悔した
ウ「そ〜落ち込むなって!ほら!行け!」
ウノはそう言って、ドンッとジューゴの背中を押す
ジュ「なっ...!?」
バランスを崩したジューゴは
「...へ?」
私の方へ一直線に向かって来た
そして
ドンッ
ちゅっ
「「!!??///」」
ウ「な!!」
ロ「に!?」
一瞬、時が止まった気がした。
私の目の前には左右の色が違う、綺麗な瞳。
唇には暖かい感触。
顔の両側には黒い枷がついた細い腕。
「(な、何が...)」
私は必死に思考を巡らせる。
ジュ「っ..はっ...///」
近くでジューゴの吐息が聞こえたかと思うと、唇から柔らかい感触が消えた。
...も、もしかして...
ジュ「...キス...」
「!///」
や、やっぱり...///
ジュ「キス...しちまった...///」
ジューゴはそう言いながら顔を赤くした。
「っ...///...し、仕方ないよっ...事故、みたいなもんだし...///」
私の顔もみるみる赤くなり、下を向く。
すると
ジュ「...ふーん...」
「...え?」
ジューゴが納得するような声を漏らす。
顔を上げると
ジュ「...事故なら良いんだな?」
「なっ...///」
そう言ってニヤリと笑うジューゴが目に映る。
そういう訳じゃないと反論しようとしたのも束の間、
ジューゴがずいっとさらに顔を近付けてきた。
「!...ちっ、ちかっ///((ウロ「「ジュゥゥゴォォ!!」」
「!?///」
ウノとロックにより、私からジューゴが引き離される。
...ビックリした...///
安心したような少し寂しいような、複雑な感情を抱いたまま少し離れたジューゴの方を見ると
「(ん...?口パク...?)」
彼が口をパクパクさせていた。
「(えー...っと...)」
ジュ『し、か、え、し』
「(!...仕返し...?)」
私が少し首を傾げると
ジューゴがチラッとロックを見上げる。
「あっ...!」
あの時ロックを選んだことだと理解し、思わず声が漏れる。
そんな私にウノとロックとニコは不思議そうな目を向ける。
「いやっ...ははっ...ごめん、何でもないよ」
言葉を濁らせる私を見て
「!///」
ジューゴはしてやったり、というようにべーっと舌を出していた。
「(もー...///...やっぱりあのこと怒ってたんだ)」
“ヤキモチ”という言葉が頭をよぎり、私は密かに頬を緩ませた。
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えみ(プロフ) - 社会のゴミさん» そんなもったいないお言葉...!(´;ω;`)本当に嬉しいです!ありがとうございます!! (2019年5月24日 0時) (レス) id: 5fcadd4981 (このIDを非表示/違反報告)
社会のゴミ - とても面白いです!こんな作品作るなんて凄いです! (2019年5月23日 23時) (レス) id: 9dda0ba0f7 (このIDを非表示/違反報告)
えみ(プロフ) - 彩乃さん» また見てくださりありがとうございます...!(´;ω;`)私もビックリしてます←本当に見てくださる皆さんのおかげです...! 1人でも多くの人を魅了してやろうと思っています( ˙-˙ )逆ハー万歳( ˙-˙ )頑張ります! (2017年12月28日 22時) (レス) id: 5fcadd4981 (このIDを非表示/違反報告)
彩乃 - 久しぶりに確認したら、まさかの続編に行っていてびっくりしました。看守までも魅了するとは…夢主ちゃんすごいですね。最新頑張ってくださいね! (2017年12月28日 22時) (レス) id: 9bddba89dd (このIDを非表示/違反報告)
えみ(プロフ) - 亜稀さん» 付いてますか!?すみません!教えて下さりありがとうございます!!今すぐ外します!本当にごめんなさい。 (2017年11月19日 17時) (レス) id: 5fcadd4981 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:えみ | 作成日時:2017年10月21日 23時