70話 永遠なんてない ページ31
ジリリリリリ
カチッ
「ん〜...」
いつも通りの朝。
いつものように目覚ましを止めて、
「ふぁぁ...」
いつものようにあくびをする。
ウ「あ、Aちゃんおはよ〜」
「あ、ウノ。おはよう。今日も早いね」
南波一のイケメーーには朝のスキンケアが大事!!と主張するウノは、いつも朝早くから鏡の前に立っている
ウ「あ、そうそう!この化粧水、新発売されたやつなんだけどさ、もうチョ〜良い感じなわけよ!Aちゃん試してみる?」
そう言って私の前に、真っ黒なラベルに「Please kiss me」という金色の文字が書かれた化粧水を差し出す
「えっ、そんな、もったいないよ...!」
見るからに高そうな化粧水に気が引け、断った時
ニ「ラ〇ダーキーック!!」
「「え」」
ウノの手が寝ぼけたニコに蹴られ、その弾みで化粧水が飛んでいき、鉄格子の窓から廊下へ落ちていってしまった。
ウ「.......え、えぇぇ〜!!??ニコさん!?何してくれてんの!!??」
ウノは叫びながらニコをゆさゆさと揺らすが
ニ「えへへっ...当たった...むにゃ...」
彼はまだ夢の中のようだ
「...と、とにかく、ジューゴにドア開けてもらお!」
ウ「!...そ、そうだな!」
双六さんが来る前に回収しないと...!
そう焦りながらジューゴを起こし、ドアを開けてもらう
ガチャッ
「ごめんジューゴ、ありがとね」
ジュ「あぁ...良いよ」
ジューゴは寝ぼけ眼を擦りながら、また布団へ戻って行った
「じゃ、取ってくるね!」
ウ「ごめんAちゃん!そろそろパック剥がす時間だから助かる...!」
大丈夫だよ、と洗面所に向かうウノに伝えてドアをキィ...と開ける
...と
「...............え.....?」
目の前には、懐かしいのに嬉しくない景色が広がっていた。
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えみ(プロフ) - 社会のゴミさん» そんなもったいないお言葉...!(´;ω;`)本当に嬉しいです!ありがとうございます!! (2019年5月24日 0時) (レス) id: 5fcadd4981 (このIDを非表示/違反報告)
社会のゴミ - とても面白いです!こんな作品作るなんて凄いです! (2019年5月23日 23時) (レス) id: 9dda0ba0f7 (このIDを非表示/違反報告)
えみ(プロフ) - 彩乃さん» また見てくださりありがとうございます...!(´;ω;`)私もビックリしてます←本当に見てくださる皆さんのおかげです...! 1人でも多くの人を魅了してやろうと思っています( ˙-˙ )逆ハー万歳( ˙-˙ )頑張ります! (2017年12月28日 22時) (レス) id: 5fcadd4981 (このIDを非表示/違反報告)
彩乃 - 久しぶりに確認したら、まさかの続編に行っていてびっくりしました。看守までも魅了するとは…夢主ちゃんすごいですね。最新頑張ってくださいね! (2017年12月28日 22時) (レス) id: 9bddba89dd (このIDを非表示/違反報告)
えみ(プロフ) - 亜稀さん» 付いてますか!?すみません!教えて下さりありがとうございます!!今すぐ外します!本当にごめんなさい。 (2017年11月19日 17時) (レス) id: 5fcadd4981 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:えみ | 作成日時:2017年10月21日 23時