支えるから。3

3日目 ページ17

翔side








時間をかけて、ペットボトル１本分くらい飲んだ。





A「もう...気持ち悪い...」




翔「吐けそう？」




Aが首を振る。





A「...はぁ...ん」





待ってても、吐けそうにないよな




この調子だと。




Aの体力的にも、きついかなあ





Aが俺の服の袖を握りしめてる。




相当吐き気が強いんだろう。




翔「A、もう一回我慢できる？」




Aが力なく頷くのを確認してから、





Aに口を開けさせる。




翔「ごめんな、ちょっと我慢してな」




A「ん」





もう一度、指を入れて、舌の奥を押し下げる。





A「うっ...ゲホッ、ゴホッ、ゴホッ、」





Aの背中をさする





A「...ゴホッ、ゴホッゴホッ...」






さっき飲んだ水と、胃液しか出てない。




A「...ハァ、っ、」




翔「治まった？」





A「ん...っ、ゲホッ...ゴホッ、ゴホッ」




翔「まだだったか、ごめんごめん」





Aの吐き気が治まるまで、




背中をさすり、冷たく震えてるAの手を




しっかりと握り続けた。

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