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託された願いと小さな光 ページ5

お願いがあるんだ。そういう彼に私は問う。

『お願いって?』

「まずは、僕が消えたらこの子の面倒を見てくれ。君にしか頼めないんだ。」

『それで良ければ…構いません。』

「それと、君も幸せになってくれ。君は如何やら不幸体質のようだ。」

『いえ。こちらから巻き込まれに行ったので…』

「僕は今3枚の写真を持っている。そのうち2枚はGreyに、1枚は君にあげよう。僕からの最期のプレゼントだ。」


写真を見ると、3人で写っている写真と、家族旅行らしい写真、私とGreyがアイスを食べている写真があった。

「そろそろお別れの時間だ。」


小さな灰色を揺すってみると、目を擦りながらおはようと言う姿が見えた。

「では、Greyを頼みましたAさん。Grey、僕はお空に行ってGreyの事見てるからね。」


幼いながらにその事態を把握しようとしているGreyの目から涙がひっきりなしに流れる。


「またいつの日か、会える事を。」

「結局…救ってあげられないのか……」


この世界は所詮、プログラムで構成されている。そんな現実を突きつけられた様だった。





その頃Skeld内では_

「ちっ…これで全員か…」

「ひっ!た…助けっ!」

「なんなんだあいつは……まるで俺が追放することを知っていたかのようだった。このままでは…」

「次に会う時が楽しみだA………」


ナイフに付いた返り血を舌で舐めとる黒色の悪魔は船内に踵を返すと独り笑っていた、高らかに。
そう、人をあざげるかの様に。狂気じみた彼の姿は誰も知らない。彼女でさえも、分からない。




その後、Greyはすくすくと育ってくれた。
幼少期の精神状態は成長に大きく影響を与えると昔本で見たので心配していたが、それも要らなかったようだ。
ある日のこと、私たちは惑星Polusに降り立ってみた。

そうするとやけにノリの良い音が聴こえてきた。


『ん?なんか騒がしい…音楽かな……?』

「beep bop!」

「これで…終わりだっ!」

「Bee?!!」

あ、えっと…ご愁傷様です。これは確か…最初の…Redだ、しかも三曲目入る前の。


「え…あっ………クルー?」


あ、バレた。かくなる上は史実に逆らってコイツを助けてやる!こいつの手を引っ張ってこう言う。



『次の会議の時に、私が貴方のアリバイを作るので黙っていて下さい。』

「え?通報しないの?」

『されたいの?まあどうせ……』

言いかけた瞬間リズミカルな音が鳴った。

BFの死体が発見された。
さぁ、楽しい時間が始まる…

緑の視線→←イレギュラー、それは。



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noinn - なるほど!受験期なんですね! (11月5日 8時) (レス) id: 2b7669ce56 (このIDを非表示/違反報告)
Cherry(プロフ) - noinnさん» ありがとうございます!作者は今受験期なので更新速度は落ちますが楽しみに待っていてください! (9月30日 21時) (レス) id: cd446a6bb7 (このIDを非表示/違反報告)
noinn - この作品は神ですか?!この作品好きです! (9月25日 23時) (レス) id: 2b7669ce56 (このIDを非表示/違反報告)
夜桜 - たつじんになったけどぜーんぶおちた☆ (7月30日 22時) (レス) id: 2b7669ce56 (このIDを非表示/違反報告)
るりとき(プロフ) - 僕サーモンランたつじん+1だよ (7月29日 8時) (レス) id: 058327b207 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Cherry | 作成日時:2023年4月8日 19時

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