イレギュラー、それは。 ページ4
「まあでもタスクをしなければ変わりません。とりあえず仕事に掛かりましょう。」
『ちょっと先に仕事行っておいてもらって良いですか？ちょっとやる事があるので…』
「気をつけてね…」
「では、ここから分かれて移動ですね。」
私はもしもに備えて緊急用脱出ポットを準備しておいた。
「あ、Aさん。大変ですね…初めての仕事なのに。」
『ええ…何事も無いと良いんですけどね……』
「あ、僕はエレキ行ってくるね〜」
『はい、気を付けてください。』
……ふう、そろそろGrey‘sに会いに行くか…？そう思った矢先集合のサイレンが鳴った。
『あ、招集だ行かなきゃ…』
ミーティングに集まると、既にほぼ全員が集まっていた。
席に着くなりBlackが発言した。
「この中のインポスターが分かった………Grey、お前だ。」
「…？！わ…私では無い！！そんな非人道的な事を出来る訳がない！」
コイツに投票したわ。私も…なんて無責任な言葉が辺りを行き交う。
お父さんは違う！と必死に叫ぶGrey。私もこれには黙っていられなかった。絶対にコイツとは関わりたくなかったけど……
『………黙って聞いていれば、何ですかその根拠の無い言い掛かりは。』
『この人、子供連れて歩いているのにそんなこと出来ませんよ。第一、彼がストレージにいたのを私が視認しています。その人の情報、本当に正しかったんですか？何故この人がインポスターでは無いと思っているのですか？』
っあ、やってしまった…すこしBlackは面食らってるようだ。だが……
「…今すぐそいつを追放しろ！」
「ごめんねAちゃん…Grey君、ちゃんとクルーの道に正してあげるから…」
効果は無かった。
クルー達に抑え込まれ身動きの取れないまま彼と別れてしまう。
このまま…終わらせたくない…！
「きっとまたこの広い宇宙の何処かで逢えるさ。それまで良い子にしててな？」
私は知っている、その伸ばされた手は…届くことが無い事を。だから私は…！
“イレギュラー”を起こした。
「な…！貴様っ……」
「はやくおいで！Grey！！」
するりとクルーたちの腕を抜けて緊急脱出ポットに乗った私たちは、なんとかGreyのお父さんを助けることができた。
だが…
「ねえA君。追放されたクルーが、どんな道を辿るか知っているかい？」
「……っえ？」
「私たちは塵になって消えてしまうんだ。」
「そんなっ…せっかく助けたのに！」
「だから、そんな君にお願いがあるんだ。」
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noinn - なるほど!受験期なんですね! (11月5日 8時) (
レス) id: 2b7669ce56 (このIDを非表示/違反報告)
Cherry(プロフ) - noinnさん» ありがとうございます！作者は今受験期なので更新速度は落ちますが楽しみに待っていてください！ (9月30日 21時) (レス) id: cd446a6bb7 (このIDを非表示/違反報告)
noinn - この作品は神ですか?!この作品好きです！ (9月25日 23時) (レス) id: 2b7669ce56 (このIDを非表示/違反報告)
夜桜 - たつじんになったけどぜーんぶおちた☆ (7月30日 22時) (レス) id: 2b7669ce56 (このIDを非表示/違反報告)
るりとき(プロフ) - 僕サーモンランたつじん＋1だよ (7月29日 8時) (レス) id: 058327b207 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Cherry | 作成日時：2023年4月8日 19時
