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目醒めたら ページ2

ここは……どこだろう。初めて見る場所だけど…


そう考えていると上から声が聞こえる。男女の声だ。
私の事を話しているのか…?


「産まれたぞ!よかったなMagenta…女の子だっ!」

「ええ…良かったわYellow……それにしても可愛いわ。流石私と貴方の子ね!」

「恥ずかしいなぁもう…!」

「この子の名前はAよ…なんとなくだけど。」

「そうだな!私もそう思っていた、きっと良い子に育ってくれるはず、この子は何かを変える気がするんだ。」

「ええ、きっと。」

「それにしてもこの子はクルーか…」

「あら、貴方と同じじゃないからって落ち込まなくとも…」


…取り敢えず状況は理解できた。私は死んで、生まれ変わってこの世界に落ちた。
前世とは違って私の好きなアモアスの世界っぽい。ちょっと、てかめっちゃ嬉しい。


「違う!もしAを狙うような奴がいたら抵抗出来るような方が良いだろ…」

「あら〜じゃあシェリフの私が愛情持ってしっかりと教育してあげるわ。」

「それもそうだな。とにかく、この子には幸せになってほしい…」

「ええそうね、何事もなく、健やかに。」


優しい親だ。この身体じゃなく私の心から涙が溢れそうだ。


「おとなしいなぁAは…」

「きっと聡明な子になるんじゃないですか?貴方と違って…フフッ」

「それはそれで狙う奴が増える!」


狙うやつ…?そんな顔良い訳じゃないんだけどな……あれ?そもそもこの世界顔面偏差値的なの存在すんの?



「よちよち…可愛いですね〜Aは。」

「うっうう…がわいい……」


パシャリと音がすると、そこにはカメラを構えた私の父親がいた。親バカなんだろうか…でも少し嬉しい。


「この子は15になるまでみっちり教育をしてから外に出そう!」

「それまでに全ての流派、教えられるかしら…」


今さらっと恐ろしい言葉が聞こえたんだけど……

「大丈夫だ!確信はないけど…」

「なにそれっwほんとあなたのそういうとこ好きよ。」

「ああ、私も好きだぞMagenta…」


いちゃつく両親達を見ていると、母が何かに気づいた

「あら?そういえばこの子、口こそ無いけれど、背中に頼もしい子が2人もいるわ。」

「おお!それは頼もしいなぁ!この2人は兄弟のような存在として親しんで欲しいな!」

「ええ、まったく。」



Magenta「ますます成長が楽しみね。」


ニヒルな笑顔を浮かべる母、それを横目に笑う父。


今日、初めて心から親を好きになった。

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noinn - なるほど!受験期なんですね! (11月5日 8時) (レス) id: 2b7669ce56 (このIDを非表示/違反報告)
Cherry(プロフ) - noinnさん» ありがとうございます!作者は今受験期なので更新速度は落ちますが楽しみに待っていてください! (9月30日 21時) (レス) id: cd446a6bb7 (このIDを非表示/違反報告)
noinn - この作品は神ですか?!この作品好きです! (9月25日 23時) (レス) id: 2b7669ce56 (このIDを非表示/違反報告)
夜桜 - たつじんになったけどぜーんぶおちた☆ (7月30日 22時) (レス) id: 2b7669ce56 (このIDを非表示/違反報告)
るりとき(プロフ) - 僕サーモンランたつじん+1だよ (7月29日 8時) (レス) id: 058327b207 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Cherry | 作成日時:2023年4月8日 19時

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