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ミルクティー ページ23

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坂本勇人に案内されたのは、広く暖かい部屋だった。

ロッカーがたくさん並んでいるところからすると、おそらくここは選手の控え室だろう。
大きさは全く違うけれど、私たち売り子の控え室とよく似ていた。






指示されたソファに座りじっとしていると、坂本勇人はペットボトルのミルクティーを渡してくれた。





私がミルクティー好きなこと、知らない筈なのに。


正直、ドキッとしてしまった私。


好きなものや都合のいいものを与えられると、そう感じてしまうのが女。

私って、ちゃんと女だったんだ…






「Aちゃんって何歳なん?」

「19歳の大学二年生です」

「若いなー」

「坂本勇人さんは?」

「今年で25」





え、嘘。
てっきり21くらいかと…
5つ年上だったんだ。

坂本勇人はとても若く見える。







「つか、フルネームやめよや笑 敬語も禁止ー」

「ん。坂本さんね」

「勇人がいい」

「わかった。勇人くん」







名前で呼ぶと、一気に距離が縮まった気がする。
急に身内の人間になった気分というか。

なかなかこれが照れ臭いもので、名前を呼ぶ度いちいち緊張する。

慣れないことをするのは大変だ。







まだ完璧に勇人くんを信用してるわけじゃないし、仲良くなりたいなんて特に思わないけど、
なんだか気になる存在。

もっと勇人くんのこと知りたいな、なんて。

あ、これって仲良くなりたいってことか。







「そだ。さしいれ持ってきたんだよー」



手に持っていた、ブランド洋服を買った時の袋から、赤い紙袋を取り出した。
チョコレート色の文字で、『Baby Lip』とプリントされたもの。

それを勇人くんに渡すと、勇人くんはすごく嬉しそうな笑顔になって。







「Aちゃん家のパンやろ?」

「うん。私が焼いたの」

「ほんま?はよ食べる!!」



まるで宝箱を覗き込むようなキラキラした瞳で紙袋の中を覗く勇人くん。
取り出したメロンパンを見て、ニコニコしている。






「俺、メロン好きなんやで!」






メロンパンにメロンが入っている訳じゃないんだけど、“旨そー”と言いながらパンにかぶりつく勇人くんに、少しドキドキしている自分が居た。

メロンパンと鼓動。→←天使のような。



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設定タグ:読売ジャイアンツ , 坂本勇人 , 夢小説   
作品ジャンル:恋愛
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- 会社の実名を出すのはどうかと思います。 (2017年9月2日 2時) (レス) id: 0ed68915c1 (このIDを非表示/違反報告)
Candy(プロフ) - ぱるるさん» 遅れて申し訳ありません(;д;) ありがとうございます♪遅くなると思いますが、必ず更新します! (2014年1月14日 9時) (レス) id: 1cf12ffc4e (このIDを非表示/違反報告)
Candy(プロフ) - メロンさん» 遅れて申し訳ありません(;ω;) ありがとうございます★暫くの間休ませていただきますが、また必ず更新しますねー! (2014年1月14日 9時) (レス) id: 1cf12ffc4e (このIDを非表示/違反報告)
ぱるる - すごく面白いですね。更新がんばって下さい (2014年1月8日 15時) (レス) id: 94e80558f3 (このIDを非表示/違反報告)
メロン - すっごく面白くてこの続きが気になります。これからも更新頑張って下さい。待ってます。 (2013年12月31日 19時) (レス) id: e6bcbb2dbd (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Candy | 作成日時:2013年11月20日 23時

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