* い ち ご み る く * 2

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さかもとが急に脱ぎ出すからびっくりした。

と思ってたら、今度は私の服まで脱がそうとしてきたから
本気であせったよー。




そしたら、真っ赤な顔したアナウンサーの男の人と、かめらまんさんがこっちを見てた。

ついでに、かめらもこっちを見てた。




長「ちょ待って！それ何？生放送？マジで？！」

宮「え！あぁあ全国の皆さん！さっきのは、その…なんというか…」

藤「椋丞声小さい！笑 えっと、さっきのは気のせいです！皆さん、気のせいです！！」



なんか
カメラの前にめっちゃ近づいて、私とさかもとを映らないようにしてる。

なに？そんなに見られちゃダメなことだったの？


その時、
ビールの瓶を片手にもったさかもとに抱っこされて
さかもとはかめらを掴むと私たちの方へ向けた。




坂「俺とみるくがらぶらぶなんやってこと、見せつけたるわ」



そう言って、勢いよくきすしてきた。

さかもとの口ん中、お酒の味がする…
息できないよーっ




長「勇人！！」

藤「ちょっ、俺の彼女！！」

宮「明日の俺の彼女！！」


「んっ！んーっ」

坂「…好きやで、A…」




やっと離されたと思ったら、
今度はぴのに引っ張られた。

さかもとの腕から抜けて、ぴのにきゃっちされる。




藤「浮気はダメだろ？」

「うわき？って……ん！」


長「こら、大介！！」

宮「何やってるんすか！！」

坂「おいーみるく返せー」




ぴの長い！長いってば！

とんとん胸を叩いてみるけれど、ぴのはビクともしない。

ふと、ぴのの胸に手を当ててみたら
心臓がドキドキしてるのが伝わってきて。


“ みるくが女やから、みるくが俺の好きな人やから、こんなにドキドキするねん ”


いつかのさかもとの言葉を思い出す。








「ぷはっ」





これ、生放送って言ったよね？
全国のふぁんの人たちが今みてるってことだよね？

そう考えると、なんだかすごく恥ずかしくなってきた。




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