* いちごみるく * 2 (ページ5)

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長さんも乗せて、暫く喋ってたら
Aが寝てったことに気がついた。

A、俺の車乗るといっつも寝てくねんな、
そんなけ安心してくれてるんかな？

寝顔があまりにも可愛かったから
赤信号で停車した時、軽くAにキスした。

そんだら長さんが文句言ってきて、

“長さんもマツダでコソコソしてたじゃないすか”って言い返すと、
長さん苦笑い。

チラリとAに目を向ければ、
微かに微笑んだような気がする。

『で？どこ行きますか？』

長「姫さん寝てしまったしな笑」

『確かに笑』

当てもなく、適当に車を走らせること30分。

前方に渋滞が見えたから、
近くのコンビニに逃げこんで様子を見ることに。

『あれ何すかね？』

長「祭りだよ、祭り。結構有名なやつ」

『祭り？！え、あれ行きましょーや！』

長「却下！ばれたらめんどくせぇもん笑」

『ぇーーー』

俺祭り大好きなんやけど。
あの賑やかな雰囲気、その中におるだけでテンション上がるやん。

まぁ確かに有名人ですが。

はっちゃけたい年頃やねん！
だってまだばりばりの20代やもーん←
なめんなよ？

「ふあぁ…、あ、ごめん寝てた」

『ええよチビ。おはよ』

「チビじゃないってば！」

長「おはよ。みるく、どこ行きたい？」

「久義だー♪どこでもいいよー」

『じゃー祭り行こ！あれ！』

「ふぇ？お祭り？行くーー！！」

長「…え。笑」

よっしゃ笑

長さんも
さすがにみるくの意見に反対はできんやろ。

祭り決定やん！

長「うんじゃあ、祭りでいいけどさ。
ちゃんと変装し、」

『みるくー行くでーー♪』

「いぇーい♪」

まだまだ子供な後輩二人を
招集しきれん長さん。笑

俺らは全くの変装無しで、車の外に飛び出した。

「屋台あるかなー^ ^」

『あるやろ！何食う？』

「んっとねー。いちごのカキ氷ー！」

長「ちょ、あんま騒ぐなって…」

長さんの静止も聞かずに、Aはスキップしてるし俺もテンション上がりたおしてるし。

暫くするともう諦めたんか、長さんのテンションまでもが上がってきた。

「「「祭りだわっしょーーーいっ！！」」」

東京の街で騒ぐ
ジャイアンツの選手三人。

これ、絶対変な光景やんな？笑

椋丞には悪いけど
みるくとラブラブしといたるわ。

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