* い ち ご み る く * 2

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ほんまみんなしてやめてほしいわ。
キスしすぎやろ！！

椋丞なんて、
可愛い従妹が男共にちゅっちゅされて、涙目なってるし。


椋丞には悪いけど、Aにキスできるのは
俺だけの特権やと思ってたんに。

いつの間にかみんなしてるし
なんか悔しいやん。




「うまっ！ねぇこのおにく、ばり美味しいよ！」


内「そうやな！みるく、あーん♪」

「あーん♪」

能「ちょ、ガチめにみるくちゃん阪神にもらっていい？笑」

藤「絶対ダメっす！！笑」


鳥「その口の中のやつ、欲しい」

「むぐ？」

長「鳥谷さん危険すぎます笑」



何人もの男に囲まれるA。
誰かが酔ったら、絶対襲われるであいつ←


あーあ。椋丞はまた泣きそうやし、
阿部さんは呆れてものも言えへん状態。

なんなんすかね？この集まりは笑



「さかもとー。抱っこー」


やっと俺にかまいに来てくれた。笑
ちっさい手を伸ばして、俺に抱きついてくる。


『来るの遅い』


抱き上げて膝に乗せ、やっとキスできた。
周りがブーブー言ってるけど、気にしやんし←

唇を離すと、Aはニコニコしながら
まさかの爆弾発言をした。



「やっぱさかもととのきすが1番好きー！」


え、？

当たり前やけど、みんな固まるわな。
一気に静かになった部屋。


俺とのキスが1番好き…？

たぶん深い意味は無いんやろうけど、
急に照れ臭くなってきて、思わずAから目を逸らしてしまった。



鳥「はぁ！？ちょ、みるくなんで！？」

藤「勇人さんずるいー！」

西「お前ら付き合ってたん！？」

「付き合ってないよー」

宮「みるく、“付き合う”って意味わかってないだろ笑」

「えっ、わかるよ？ だって___ 」

？「失礼します、遅れました」



その時、個室のドアが開いて
背の高い男が部屋に入ってきた。

誰や？背ぇでかすぎやろ。


なんとなく見たことある奴で、そいつがサングラスとマスクをとった瞬間、
Aが叫んだ。





「晋太郎！！」


藤浪「えっ…A？」




新弟「あれ、知り合いだったの？」

能「まあ同い年だもんな」

「んー。ってか、おんなじ高校」

長「えっマジで？」

鳥「みるくって桐蔭やったん？！」

「うん。そんで、」


藤浪「元カノっす。俺の」





宮「……」

内「……」

新兄「……」

藤「……」

鳥「……」

西「……」

阿「……」

新弟「……」

能「……」

長「……」

『………、は？』





巨・阪「「はあぁぁぁぁっ！！！？？」」




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