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ーー
藤「お前さー」
帰り道。
放課後も残って勉強していたから、辺りはもう真っ暗。
冬は日が落ちるのが早いな。
1人だったら、怖かったかもしれない。
『なーに』
藤「…やっぱなんも」
『ぇ、言ってよ』
手こそ繋いでないけれど、(人2)との距離はすごく近くて。
毎日一緒に登下校していた、あの頃を思い出す。
藤「…あのさ」
『うん』
藤「……彼氏のこと、どんくらい好き？」
…それは普通言わせるものなのか。
正直…実際どのくらい好きなのかと聞かれると少し困る。
勇人のこと、好き。大好き。
けど、私が(人2)を好きだった頃に比べれば、そこまで想いは強く無いような気がする。
『わかんない』
結局私はそう答えた。
藤「は？」
『わかんないもん。好きな事に間違いはないけど、どのくらいかって言われたら…答えられないかな』
藤「…相変わらずテキトーかよ…」
『なにそれ笑』
“何に対しても鈍いんだよお前は”
そう言って、また手を握られた。
じんわりと伝わってくる(人2)の熱が、妙にくすぐったく感じる。
『顔真っ赤だよ？』
藤「うっせー！//」
『何キレてんのー笑』
藤「キレてねーよ！」
ふと思い立ったけど、
勇人と(人2)はどういう関係なんだっけ？
私、まだ聞いてないや。
2人ともすごく仲良しだし、勇人なんて(人2)の話になればもうデレデレで…笑
『…ぷっ』
藤「ぁ？どうした？」
『ごめん笑 思い出し笑いってやつ笑』
そう言いながら、歩くスピードを速めた。
夜も勇人から電話来るかな？
してくれたら嬉しいけど、かなり練習がハードみたいだからゆっくり休んでもらいたいし。
絶対に来シーズンもジャイアンツに優勝して欲しいもん。
勇人には頑張ってもらわなきゃ笑
そういえば、(人2)はまだ私と勇人が付き合ってる事を知らないんだよね。
言った方がいいのかな？
…ややこしくなるから、やめとこ。
藤「…ぃ…おい、おい！」
『…あ、ごめん。何？』
藤「歩くの速くね？なんか用事でもあんの？」
『そうかな？別に無いよ』
やっぱり(人2)は気付いてなかったんだね。
『でもお腹空いた。早く帰ろっ』
藤「ちょ、そんな引っ張んなって笑」
私は気付いてたんだ。
学校を出た時から感じていた、人の気配。
ずっと追いかけてきている足音。
…今だってほら、一定の感覚でついてきてる。
誰なんだろう？
.
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Candy(プロフ) - 瑞葵さん» なんかやばい展開になってきちゃいました笑 ありがとうございますっ♪^ ^ (2013年10月6日 23時) (
レス) id: 1cf12ffc4e (このIDを非表示/違反報告)
瑞葵 - 面白いですハラハラドキドキです (2013年10月6日 21時) (レス) id: 29307df9b9 (このIDを非表示/違反報告)
Candy(プロフ) - 瑞葵さん» ですよね汗 ありがとうございますっ(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o))) (2013年10月5日 2時) (レス) id: 1cf12ffc4e (このIDを非表示/違反報告)
Candy(プロフ) - あきほさん» はい(#^.^#)やばい事が起こります！汗 (2013年10月5日 2時) (レス) id: 1cf12ffc4e (このIDを非表示/違反報告)
瑞葵 - なんかいやな予感ですね でもやっぱり面白かったです (2013年10月4日 20時) (レス) id: 29307df9b9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Candy
| 作成日時：2013年9月21日 20時
