〜明日はくるから〜番外編7 Yuchunくんは心配症

＃190　一生懸命な人 ページ10

真「Aさんががつんとやってくれたおかげだね」

みんながAヌナに注目する。

A「こ、この度は、たまたま居合わせた部外者という立場にも関わらず、厚かましく口ばかりか手まで出してしまい、本当になんとお詫び申し上げたらよいか……」

さっきとは打って変わってか細い声のAヌナが、正座で深々と頭を下げる。

YC「ぶひっ」

思わず吹き出しちゃった。

JJ「おっまえ、いい加減にしろよ。さっきもそうやって笑っただろ」

YC「えっ、ほんと？」

YN「そうだよ。だめじゃん、ヌナはいつでも一生懸命がんばってるのに」

ユノヒョンにまでたしなめられた。

そっか、心の声じゃなくて、俺ほんとに笑っちゃったんだ。

A「なあに、またユチョンが私を笑ったの？」

YC「い、いや違うよ。そういうわけじゃないんだよ。いや、そういうわけだけど……」

優「ぷっ」

優一くんが吹き出した。

みんな緊張が解けたせいもあって、一斉に笑い出した。

真「Aさん」

ひとしきり笑った後、真夏さんがAヌナに頭を下げた。

真「呼びつけたりしてごめんなさい。私、えらそうにAさんを叱るつもりだったのよ、ジェジュンのプロポーズを断るなんて何様なのって」

JJ「え」

ジェジュンヒョンとAヌナはぽかんとした顔を見合わせた。

＃191　同じですね→←＃189　大丈夫でしょ

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