可愛らしい虎はペテン師の様で (ページ8)

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「あ、スニョン君！」

思い出した様な素振りをすれば、この場にいる全員が私を見る。

ホシ君ことスニョン君は私が思い出したことを嬉しそう微笑んで、私の手をぶんぶん振り回している。

「ユダオンニ、ホシ君がさっき言ってたマスクにサングラスの子です！」

YD「この子が？」

そう言って未だに私の手を掴んでいるホシ君のほっぺを両手で包み込んでまじまじとホシ君を見るユダオンニ。

その間もホシ君は目を細くして文句ひとつ言うことなく、微笑んでいる。

「ほら、このむちむちのほっぺ言った通りでしょう」

YD「本当だ、すごいもちもちしてる」

ZN「わぁウジ君のほっぺもちもちー」

ホシ君のほっぺをむちむちと触っている私とユダオンニ、そして何故かウジ君のほっぺを触っているジアンオンニと頬を赤らめたウジ君。

それ以外のメンバーは全員目が点だけれど、とりあえずユダオンニは納得してくれたみたい。

SG「ホシヒョン言ってた通りって、いつの間にヌナと、、」

HS「この前練習終わった後出かけたろ、てかお前が先に言ってきたんじゃん」

JN「お前本当に行ったの？」

3人でむちむちのほっぺを堪能していると、あちらはあちらで事情があるみたいだが、そっちも納得したならば良い。

若干SEVENTEENのマネージャーさんが次に行きたそうな顔をしている、それに私達もそろそろリハーサルの時間なので詳しい説明はホシ君に任せるとしよう。

仕事が最優先だ。

「スングァン君時間平気？」

SG「そりゃヌナといたら時間はあっという間にですけど、遅れるだなんてヘマはしませんよ」

SC「時間押してるぞ、それじゃお邪魔しました」

全員がお礼をしてぞろぞろと楽屋から出て行った。いきなり大人数が来て居なくなって、少し寂しい気もするが以前から距離がぐっと近づいた気がして嬉しかった。

それはオンニ達も変わらない様でほっぺ柔らかかってね、やっぱり若いねと終始にやけっぱなしだった。