Underground the World.

Snowdin.3 ページ10

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取り敢えず状況が判ったから、ちっこいニンゲンが待ってるところに戻るぞ。そうSansは言い、Charaは不機嫌ながらも消え、私は歩を進めた。

さっきの橋へ戻ってきた。が、違う点が一つだけある。

｢Friskは……？｣
｢あー……あのちびっ子、俺達が話してる間に先に進んだな？｣

証拠としては何だが、Friskのものと思われる小さい足跡が先へ進んでいた。
ここを抜けた先にてSansの弟、Papyrusと出会うはずだ。

私の場合は……そうだな、もうこの時点で『ニンゲンではない』と思われていたから、Papyrusの前ではニンゲンのフリをしてくれと言われたが。

｢取り敢えず、Snowdinまでの道を進むか｣

Sansの提案で、私は彼の隣を歩いた。

✽+†+✽――✽+†+✽――✽+†+✽

｢良かったな｣

道中、Sansが私に言った。

｢俺以外に、前のタイムラインの記憶を保持してる奴が居なくて｣

それは嫌味だろうか。

｢ま、お前さんは誰かに操られてた可哀想な『キャラクター』ってワケだ、解放されて良かったな｣
｢……信用していないくせに｣
｢そりゃ、な？すぐさま信用出来るほど、俺とお前さんの間には特別な関係は存在しない｣

困った、謝るタイミングが掴めない。
まだ言うべきではないのか？

黙り込む私を横目に見たのか、Sansは｢……まあ｣と、白い息を吐きながら言った。

｢本当にお前さんが"正しいこと"を成そうとするんなら……証明してくれ、そしたら俺も信じられる｣

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