トキメキの笑顔 ページ8
A「…」
家に帰ってシャワーを浴びた
鏡に映る私の素顔
ーバーカ。もっと自信持て。お前は可愛い。ー
A「…嘘つき。」
どこが可愛いの…？
可愛くなんかない…
そんなこと私がよく分かってる…
A「…もう構わないで…優しくなんかしないで…」
惨めな気持ちにさせないで…
ピンポーン
A「…？」
誰？
こんな時間に勧誘？
覗き窓を覗いてみたけど誰も姿が見えなかった
A「…う、うちじゃなかったのよっ！ここ壁薄いしっ！だいたいこんな時間来る人なんていな…っ」
ピンポーン
A「…ゴク…ッ！」
確かに目の前で鳴った
サーッと血の気が引く音
ドキドキし恐る恐るチェーンをしたままゆっくりとドアを開けた
チャンミン「…」
A「ヒィィ？！」
シ、シムくん？！
ドアの隙間目一杯シムくんの姿が見えた
チャンミン「…外せ。チェーン。」
A「は、はいっ！」
頭で考えるより先に体が自然と動いてチェーンを外した
ドアを開けるとなんの躊躇もなくウチに入ってきたシムくん
まっすぐキッチンへ向かった
A「あ、あの…」
チャンミン「…嘘つき」
A「え？」
いきなり家に入って来るなり嘘つきって何…？
チャンミン「家に帰ってご飯食べるって言ったくせに食べてねえじゃん…」
そう言って怒りながらスーパーの袋から次々と食材を出していく
A「た、食べようと思ってたよっ」
チャンミン「これか？！」
シャワー浴びてから食べようと思ってキッチンに置いておいたカップ麺をつかんだ
A「そ、そうだけど」
チャンミン「こんなもん食いモンじゃない？！」
そのままゴミ箱に投げつけるように捨てられた
チャンミン「言ったろ…？お前が食べないと心配するって…こんなインスタントじゃなくてちゃんとしたもの俺が作ってやるから食べてくれ…」
さっき捨てたカップ麺をゴミ箱から出して私に返す
チャンミン「一緒に食べてくれるよな？」
本当に心配するような顔で私を見るシムくん
A「…うん…」
シムくんからカップ麺を受け取って頷いた
チャンミン「よし！じゃあそこで待ってろ！」
そう言ってとびきりの笑顔になるシムくん
その笑顔に特別な感情なんてないに決まってるけど
でも
今だけ
その笑顔にトキめいてもいいですか…？
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のうる - momorinさん» コメントありがとうございます^ ^ チャンミン褒めていただいて嬉しいです。また近いうちに更新したいと思います^ ^ (2015年6月10日 1時) (
レス) id: 7973905f27 (このIDを非表示/違反報告)
momorin(プロフ) - いつも更新楽しみにしています。チャンミン凄いかっこいいです！ (2015年6月9日 23時) (レス) id: e8aa78efd6 (このIDを非表示/違反報告)
のうる - ひまわりさん» 初めまして^ ^ こんなに一途にチャンミンに想われるなんて「私」は幸せですよね^ ^ 「私」も早くその気持ちに応えてあげられるよう頑張らないと。コメントありがとうございます(*^^*) (2015年6月9日 9時) (レス) id: 7973905f27 (このIDを非表示/違反報告)
のうる - まほさん» ありがとうございます(*^^*) 楽しく読んで頂けて嬉しいです。下手くそではありますが頑張ります^ ^ (2015年6月9日 9時) (レス) id: 7973905f27 (このIDを非表示/違反報告)
ひまわり(プロフ) - はじめまして いつも楽しみにしてます^ ^ドキドキしながら読ませていただいてます。チャンミンにずーっとおもわれてるなんて幸せ過ぎです。ありがとうございます^ ^ (2015年6月9日 7時) (レス) id: b5b6c37932 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：のうる
| 作者ホームページ：http://twitter.com/comububu
作成日時：2015年5月25日 14時
