チャンピオンロード (ページ43)

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第43話【chikuwa side】ページ43

今回のドッキリの内容、この間ンダホとモトキとぺけにかけた双子入れ替わりドッキリ。
あと少しでマサイの家で撮影があるからそちらへ移動。
主なターゲットはシルク、そして集まったメンバーもついでに。
誰かの口からハッキリ入れ替わっていると言われるまで終われない。
何かと勘が鋭いシルクでも、親まで間違える程似ている俺達を見抜くのはさすがに難しいだろう。

『これいけんじゃね？』

ﾏｻｲ「マサイの前髪、分け目逆」

『細かいな…』

準備が完了してセットしたカメラ前に座り改めて確認。
自分達でも笑ってしまう程同じだ。
これは流石のシルクでも気付かないだろう。
撮影時間になりシルクの家からンダホとモトキ、シルクが到着、もう少しすればぺけ、ダーマ、ザカオも来る。
つまりターゲットはメンバー全員、面白くなるに違いない。

ﾝﾀﾞﾎ「おじゃま～」

ﾓﾄｷ「おじゃま～」

『いらっしゃい』

普段のマサイのテンションで顔を出してファーストコンタクトを図るも、全く気付く様子も無く、何時も通りに荷物を置いて遊び始めた。
置いてあるカメラは俺がセカンダリの練習中だと言えば疑いもせずカメラを持ってふざけ始める。
メインカメラで黙々と撮影準備をするシルクに話しかけに行ってみよう。

『シルク、今日何人？』

ｼﾙｸ「んぁ？あー、全員で行くか。最近撮ってないし」

『了解』

ｼﾙｸ「なぁ、マサイ。カウンターに置いた荷物ちょい持ってきて」

完全に「マサイ」と言った。
よしよし、上手くいけば解散まで気付かないな、これは。
一方のマサイは、俺が何時もしているように、仕事だと言って寝室に篭ってパソコンを弄っている。
本当に今回の双子は一味違うぞ。
スマホやノートパソコン等の荷物も交換してあるからね。