チャンピオンロード (ページ36)

今日:3 hit、昨日:2 hit、合計:60,880 hit

第36話【silk side】ページ36

眼鏡を探すこと10分、まだ見付けられず。
本当に目悪いんだなと感心し始めてきた。
仕方ないから隠した場所から眼鏡を取ってAが気付くまで俺が掛ける。
うわ、度キツすぎん？酔うわこれ。

ﾏｻｲ「ちぃ、サービスタイムだよ」

『何？』

ﾏｻｲ「今シルクの近くにある」

『シルク…？』

目を細めて俺らしき人物を確認したAは、ぺちぺち俺の顔を叩く。

ﾏｻｲ「あ、近い近い」

『近い…？もう掛けてんだろ』

ｼﾙｸ「あ！取られた！」

眼鏡を奪われ、度が強過ぎて歪んだ視界がハッキリ見えるようになった。
目が見えないって本当に不便だな。

『景品は？』

ｼﾙｸ「景品？」

『眼鏡見付けたよ俺』

ｼﾙｸ「あー、どうするマサイ」

ﾏｻｲ「うーん、じゃあちぃが好きなもの買ってくる」

ｼﾙｸ「肉まん？」

ﾏｻｲ「うん」

『551！551の豚まん！』

ﾏｻｲ「マジで言ってる？」

ｼﾙｸ「はい、マサイ君の大阪行きが決定しました」

『じゃあな』

ﾏｻｲ「待って、そんなコンビニ行くみたいなノリで言わないで」

マサイが大阪に行くか俺がコンビニに行くか話してると、ンダホとモトキが到着。
リビングに入ってきたンダホの手にはコンビニの袋があった。

ｼﾙｸ「コンビニ行ったん？」

ﾝﾀﾞﾎ「うん、シルク達のはモトキの袋にあるよ」

ﾏｻｲ「あざーす」

ﾝﾀﾞﾎ「ちぃちゃーん、肉まん食べるー？」

『食べる！』

お前俺らの話聞いてたのかってぐらいタイミングが良すぎて思わず笑った。
551はまた今度だな。覚えてたらの話だけど。