第30話【chikuwa side】 ページ30
いつの間にか寝ていたら東京へ戻ってきたらしく、もうすぐで家に着くらしい。
マサイはまだ眠ってて、シルクは欠伸をしながら編集中。
ｼﾙｸ「おはよう」
『おはよう、めちゃくちゃ寝てしまった』
ｼﾙｸ「俺も寝てた。今モトキがうとうとしてる」
ﾝﾀﾞﾎ「あっ、ちぃちゃんおはよう」
『ん、運転悪いな。ずっとさせちゃった』
ﾝﾀﾞﾎ「良いよ、このままちぃちゃん家で良い？」
『いや、マサイの家でいいよ。熱下がるまで居る』
ﾝﾀﾞﾎ「了解〜」
マサイの肌に触れるとまだ少しだけ暖かい。
もう家に着くしな、起こさなきゃ。
普段は少しの物音でもすぐ起きるのに、やっぱり今はそんな気力もないか。
『マサイー？』
ﾏｻｲ「……んん？」
『家着くよ』
ﾏｻｲ「着いたら起こして」
『だから着くってば』
ﾏｻｲ「………着いてから、」
『起きろ』
ﾏｻｲ「いててて、いてーよ」
頬っぺを抓るとやっと目を開けた。
荷物は持ってやるから、部屋までしっかり歩いて。
ｼﾙｸ「待てマサイ、勝手に行くなお前は」
ﾝﾀﾞﾎ「おんぶしよっか」
ﾏｻｲ「要らねぇ」
ﾓﾄｷ「フラフラじゃん」
『マサイほら、リュックに凭れていいから掴まってて』
ﾏｻｲ「ん、」
こういう時でも甘えないんだからこいつ。
あー、重たいなー。
シルクも荷物多いから気遣ってんだね。
ｼﾙｸ「んじゃまたねー」
ﾝﾀﾞﾎ「はーい、マサイお大事にー！」
『ありがとねー』
ﾓﾄｷ「ばいばーい」
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作者名：憐
| 作成日時：2018年7月10日 11時
