チャンピオンロード (ページ27)

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第27話【chikuwa side】ページ27

そろそろ出なきゃいけないしマサイの様子も気になるしで部屋に戻ってきた。
トイレには居ないからベッドで寝て…た。
珍しい。腹痛いのじゃないんだ。

『マサイ？どうした？大丈夫？』

ﾏｻｲ「…A」

『ん？』

ﾏｻｲ「やべぇ」

何がやべぇのかと思ったら、表情がマジでやばい時の顔になっておでこに手を当ててみるとまぁ、見事な発熱。
君そんなにもやし君だったっけ。
アスレチックの後に熱出すのぺけたんぐらいだよ。

『熱あるじゃん』

ﾏｻｲ「此処来る前あんま寝てなかったのが駄目だったかな」

『疲れてた体に追い討ち掛けやがったのね、ンダホに病院寄ってもらう？』

ﾏｻｲ「寝りゃ治る…」

『今から上がってくるやつかもよ、その熱』

暑いのに布団被って明らかに寒気してるよね。
本人が拒否しても病院寄ってもらおう。
自分のとマサイの荷物を持って、マサイの肩を担いで部屋を出ると丁度三人も部屋から出てきた。

ﾝﾀﾞﾎ「えぇ！？マサイどうしたの！？」

『熱出てきた、ダホちゃん帰り病院寄って』

ﾝﾀﾞﾎ「全然、全然。嫌って言っても行くよ」

ｼﾙｸ「生きてるかマサイ？」

ﾏｻｲ「…死んでる」

ﾓﾄｷ「荷物持つよ」

『ごめん、助かる』

ｼﾙｸ「お前熱っ、この歳の熱はしんどいな？」

段々反応が薄くなってきて、意識朦朧としてるっぽい。
服の上からでも少しだけ熱いのがわかる。
だから今朝起きるのも遅かったのかと今更納得。