チャンピオンロード (ページ19)

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第19話【silk side】ページ19

ついに、ついに、ついに！

ｼﾙｸ「足が治ったー！」

ﾝﾀﾞﾎ「はいはい、駐車するから前のめりならないで。サイドミラー見えないから」

ようやっと足の怪我も治り、前から計画を立てていた海上アスレチックへ。
今回のメンバーは俺、ンダホ、モトキ、マサイ、A。
結構な遠出の旅で、宿も取ったから全力で遊ぼう。

ｼﾙｸ「っし、準備出来たー？」

ﾏｻｲ「カメラどうする？俺持つか？」

ｼﾙｸ「そうねー、また半分ぐらいまで遠目から頼める？その後GoPro二台でいこう」

ﾏｻｲ「全然大丈夫」

ｼﾙｸ「んじゃあ後で合流な」

マサイとは後で合流という事で、残りのメンバーと先にスタート地点へ移動。
雲一つない晴天の中での海水浴はやっぱり気持ち良い。

ｼﾙｸ「ほっ！いてっ！」

水の上は安定しないから陸上よりは勿論難しいけど、その難しさがまた面白かったり。

ｼﾙｸ「ちぃー！走ってこーい！」

『行くぞー』

足場の細い所を駆け抜けて渡るってとこなんだけど、初挑戦のAは途中で足を滑らせて海へ落ちた。
ちょっと強めに体ぶつけたけど大丈夫かアイツ。

ｼﾙｸ「ちぃぃぃ！」

ﾓﾄｷ「大丈夫ー！？」

『大丈夫ー！』

さっきミスったので大体コツは掴んだのか、しっかり俺達に付いてくるA。
しかし、ただ一人どうしても上手くいかないンダホ。

ﾝﾀﾞﾎ「うぉっ」

ｼﾙｸ「なはははっ、ンダホ！大丈夫かっ！？」

ﾝﾀﾞﾎ「しょっぺ、海水！」

『ほら、捕まっ…』

ﾓﾄｷ「ちぃも落ちた」

ンダホを引き上げようと手を掴んだAがそのまま体重に負けて海へドボン。

ｼﾙｸ「ばーか楽しいな今日」