未来予想図II-1 ページ1
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卒業してから、もう３度目の春。
私は普通の大学生に。
彼は自分の夢に向かって芸能界に。
一般人ではなくなってしまう彼が、
変わってしまうんじゃないかって、
すごく怖かった。
でも、今も隣で、あの頃と変わらない笑顔の彼。
細くなる目、真っ白な歯、優しい笑顔。
YN「そんなに見ないでよー照れる、ははは」
かっこいいけど、かわいい。
そんな彼と出会ったのは、
高校一年生のときだった。
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「誰か学級委員やってくれる人」
YN「はい！僕やります！」
担任の先生の言葉に、
真っ先に手をあげた一つ前の席の彼。
その背中がとても輝いていた。
友達作りに積極的になれない私、
真っ先に気づいて声をかけてくれた彼。
YN「ユノ！よろしく！」
私の一つ前の席の彼は、ユノといった。
YN「初めての学校祭、
みんなで頑張って盛り上がっていこおー！」
最初はみんな乗り気じゃなかった
ダンスコンクール。
でも、日に日にクラスのみんなは、
彼についていった。
それは彼が誰よりも純粋で
真っすぐな人だったから。
YN「本番も、盛り上がっていくぜえー！！」
『おぉー！』
私たちの初めての学校祭、
みんなで優勝の喜びを分かち合った。
真っ先に涙ぐんで、
真っ先に喜んだのも彼だった。
フィナーレのキャンプファイヤー、
毎年恒例の告白タイム。
彼は真っ先に、私のもとにやってきた。
YN「A、好きだ。付き合ってください！」
やっぱり彼は、告白の言葉も、
その瞳も、とても真っすぐだった。
いつしか、そんな真っすぐな彼に惹かれていた私は、
差し出された手を握り返した。
「はい」
YN「よかった〜…」
そう言って照れながら笑う彼の顔、
今でも忘れられない。
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YN「A、どうしたの、ボーっとして。」
「今ね、あの日ユノが
告白してくれた時のこと思い出してた。」
YN「え〜恥ずかしいな。
あの時、ふられると思ってた。
Aは、他の男子にも人気あったし…」
大丈夫。
きっと、他の誰かが告白をしてくれていたとしても、
私はユノを選んだから。
それに、ユノも同じだよ？
他の女子に、大人気だったんだから。
鈍感だから、気づいてないと思うけど。
でもユノも、きっと私と同じことを言うよね。
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大丈夫。
他の誰かが告白してくれたとしても、
僕はAを選んだから。って。
少し尖った唇、
私はそこにちゅっとキスをした。
彼は目を細めて、笑いながら喜んだ。
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ちゃむ(プロフ) - まゆまゆさん» まゆまゆさん、はじめましてです！笑 読んでいただきありがとうございました！実は、まゆまゆさんにコメントしてもらうまで、ジェジュンがカバーしてるの知らなくて！！調べて聞いて聞き惚れてしまいました(*^^*)これからもよかったら見てください♪ (2020年8月7日 23時) (
レス) id: 7fda3612cb (このIDを非表示/違反報告)
まゆまゆ(プロフ) - ちゃむさん、はじめまして…ですよね？（笑）はぅ…切ないですね。ジェジュンで「別の人の彼女になったよ」を知りました。女性目線の歌なのにジェジュンが歌うと歌詞がスーッと入ってくるんですよね。そして名曲「TAXI」切なすぎますね(T_T)次のお話も楽しみです。 (2020年8月6日 2時) (レス) id: ddaab80a3d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちゃむ | 作成日時：2020年6月26日 22時
