Taxi-3 ページ12
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もう会えないのかな
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早朝のランニング
そこで彼女に会えなくなって
頭の中は、彼女でいっぱい
いてもたってもいられなくなり
仕事終わり
夜遅い時間に走ってみる
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Aさん、大丈夫かな
会いたいな....
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その時だった
早朝も人通りがあまりないこの道
夜はもっと少なくて
でも、はっきりと
ベンチに座る、彼女を見つけた
.
YN「Aさん...！」
驚いて顔をあげる彼女
秋の始まり
肌寒い中、彼女は薄着でそこにいた
YN「どうしたの？こんな時間に
これ、着て」
上着を差し出す俺を
いい、大丈夫と制止する
YN「それに、これ、見てられない。
だから、着て。」
彼女の腕についた
新しいアザを指すと
彼女は大人しく、上着を受け取った
少し時間がたった後
彼女は少しずつ話し始めた
.
「あのね、私の主人
お酒を飲むと、暴力的になるの
いつもはすごく優しくて
いいパパなんだけど
どうしても、お酒を飲むと....
今日もお皿を割った娘に
何するかわからなくて
娘だけは、守らなくちゃって
そしたら、いつもこう
私に強く当たって、落ち着くの」
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自分の赤くなっている左腕を
さすりながら、悲しそうに笑った
YN「Aさん...」
どうしたらいいのか、わからなかった
何も話せない俺に
彼女は続けた
「この間、ユノさんが言ってくれた言葉
すごく嬉しかった
頼ってほしい、力になりたいって
私にも味方、いてくれるんだって。
だから、頑張れた
頑張って、頑張って...
でも、今日はもう限界で...
ここに来たら
ここにいたら
ユノさんに会えるような気がして...
そしたら、本当に会えた」
そう言って、今度は
俺を見て、悲しそうに笑った
.
「....ユノさん」
こうするしかなかった
今の傷ついた彼女を見ていたら
体の傷も、心の傷も、なくなるように
強く抱きしめるしかできなかった
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YN「何もしてあげられてない...
ごめんね、Aさん
俺は、どうしたら、いい....？
俺に...どうして、ほしい....？」
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俺はずるい
自分から、その先に進む勇気はなくて
傷ついている彼女に
決めさせようとしている
俺はずるい
.
「今日は、帰りたくない。
ユノさんとずっといっしょにいたい。」
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ちゃむ(プロフ) - まゆまゆさん» まゆまゆさん、はじめましてです！笑 読んでいただきありがとうございました！実は、まゆまゆさんにコメントしてもらうまで、ジェジュンがカバーしてるの知らなくて！！調べて聞いて聞き惚れてしまいました(*^^*)これからもよかったら見てください♪ (2020年8月7日 23時) (
レス) id: 7fda3612cb (このIDを非表示/違反報告)
まゆまゆ(プロフ) - ちゃむさん、はじめまして…ですよね？（笑）はぅ…切ないですね。ジェジュンで「別の人の彼女になったよ」を知りました。女性目線の歌なのにジェジュンが歌うと歌詞がスーッと入ってくるんですよね。そして名曲「TAXI」切なすぎますね(T_T)次のお話も楽しみです。 (2020年8月6日 2時) (レス) id: ddaab80a3d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちゃむ | 作成日時：2020年6月26日 22時
