Precious Love -11 ページ47
.
「チャンミン？」
ずっと部屋から出てこない俺を心配してか
Aが顔を見せる
「発表に、なったね。」
CM「うん。なんか怖くて、テレビも携帯も見れない」
「大丈夫。こっち来て。」
そう言われてリビングのテーブルに座らせられる
テーブルにはパソコン
開かれているのはSNSの画面
「チャンミン、見たほうがいいよ。」
Aが言うなら....
ゆっくりスクロールした
.
CM「........................」
「ね？見た方が、よかったでしょ？」
“残念”
“今のタイミングじゃない”
“まだ早い”
“東方神起のファンやめます”
想像してたけど、こういうコメントもあって
だけど、それを遥かに上回る
“チャンミン、おめでとう！”
“寂しいけど、応援する”
“チャンミンの直筆の手紙、気持ちが伝わった”
“なんか嬉しくて、泣きそう”
“ファンのこと考えてくれてありがとう”
“男として、かっこよすぎる”
祝福のコメント
そして、
.
“これからもずっと、東方神起を応援しています”
.
それも、いろんな国の言葉で
「この日本語、何て書いてあるの？」
CM「チャンミン、おめでとう。幸せにね。
早くライブで会いたい...」
「これは？何語？ハートだらけ(笑)」
CM「わかんない、けど、嬉しい(笑)」
どんどん増えるメッセージ
今日だけじゃ、読みきれなさそう
でも、ずっと読んでいたい
.
.
.
CM「.......あれ？」
.
.
.
「...チャンミン....泣いてるの？」
.
.
自分でも気づかないうちに
目からどんどん、溢れて
目の前の、たくさんの
愛に溢れるメッセージがぼやける
早く、読みたいのに
.
.
「チャンミンは、世界中のファンから愛されてるね。
見せてあげたいな、ファンのみんなに。
みんなの優しさで、
チャンミン嬉しくて泣いてるよって
教えてあげたいな。」
.
よかった
東方神起になれて、
本当によかった
ありがとう
ありがとう
俺を見つけてくれて
ファンになってくれて
ありがとう
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作者名：ちゃむ | 作成日時：2020年5月21日 22時
