てがみ-2 ページ27
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「はじめまして！
今日から東方神起さんの
ヘアメイクを担当させていただくAです！
さらに東方神起さんを
かっこよくしていきたいと思いますので、
よろしくお願いします！」
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サバサバしていて、気が強そう。
これがAの最初の印象。
「ジュンスとユチョンと同じ歳」
そんなAは僕にとってはヌナ。
唯一、僕だけが「ヌナ」と呼べた。
いつしかそれが、特別になっていた。
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「ね〜、どうしてチャンミンの髪は
こんなに言うこと聞いてくれないの〜」
湿気が多い日にAは必ずこう漏らす。
CM「それをどうにかするのがAの仕事です。」
「そうか！この髪は生意気なチャンミンに似たんだね〜！」
そう言って、自分の言っていることに
笑い出すA
CM「これだからヌナは…
彼氏ができないんですよ。」
「こら！こういうときだけヌナって呼ぶなー！」
「１歳しか違わない！」
とヌナと呼ぶと怒る。
「仕事が恋人」と言うと、
やっぱりAは
自分の言ったことに笑った。
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湿気の多い日はAとたくさん話せる。
嫌だった梅雨も、僕には特別になった。
サバサバしてて気が強い、
自分の言ったことに笑って、
仕事が恋人だと言うA
そんなAのヘアメイク、
その腕は確かだった。
Aのなめらかな手の動き、
真剣な顔、仕事に対しての情熱。
どれもこれも尊敬できるものだった。
どんなに疲れていても、
調子が悪くても、Aの手で生き返る。
大袈裟かもしれないけど、こんな感じ。
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「今日もかっこいい！」
完成すると必ず自信を持ってこう言う。
その言葉を聞いて、
僕もヒョンたちも
Aのヘアメイクで自信を持てた。
ユノヒョンは男らしさが増してるし、
ジェジュンヒョンはいつも以上にキラキラさが増してる。
ユチョンヒョンのおでこもちゃんとカバーされてるし、
なんと言ってもあのジュンスヒョンが、カリスマに見える。
それに最近周りから
「男らしい、かっこよくなった」と言われる僕。
それはAのおかげ。
Aが、僕を輝やかせてくれているから。
「仕事が恋人」と言うA
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いつか、僕が恋人に....
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なんて、そんな日がくることを
密かに願っていた。
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作者名：ちゃむ | 作成日時：2020年5月21日 22時
