LOVE LOVE LOVE -2 ページ33
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「ユチョン？」
YC「A大好きー」
「私も」
抱きしめたまま体を揺らす。
「ちょ、ちょっと！ユチョン？」
「みんなに見られてるよ」と言う私に、
「別にいいじゃん」と言う彼。
周りから見たら、ただのバカップル。
それでもユチョンとなら、
バカップルでもいいかなって思う。
YC「A、みんなラブラブだね。」
「うん、そうだね。私たちも」
YC「俺たち？
俺たちはーラブラブじゃないよ。
俺たちはー…ラブラブラブ！」
「ラブラブラブ？(笑)」
.
YC「うん、俺たちはみんなより
もっとラブラブだから。
だから、ラブラブラブ。」
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ネイティブな「LOVE」の発音。
目を細めてくしゃっと笑う、
そんなときに見えるえくぼ、
彼の全身から伝わる優しさ、
そんな彼の全てが、
すっごく、すごく好き。
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YC「プレゼント…用意できなくてごめんね。」
仕事が忙しくて
プレゼントが用意できなかったと、
本当に申し訳なさそうに、私に謝る。
「気にしないで。
私はユチョンがいればいいよ。」
そう言うと、
もう一度強く抱きしめられた。
.
YC「A、ずっとずっと
ラブラブラブでいようね。」
「うん」
YC「来年もまた、ここに一緒に来よう？
絶対、約束。」
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そう言うと、私の唇に彼の体温が伝わった。
「みんなはラブラブ、俺たちはラブラブラブ」
彼以外が言うとくさいセリフ、
でも彼が言うと泣きそうになる。
プレゼントなんていらない、
あなたさえ傍にいてくれるなら。
「来年もまた、ここに一緒に来よう」
彼の言葉なら信じ続けられる。
とても、とても愛してるから。
.
付き合って1カ月、
初めてのクリスマス。
「約束」の指きりの代わり、
ユチョンは私に初めてのキスをした。
.
YC「A好きだよ、愛してる。」
「ユチョン、私も好きだよ、愛してる。」
.
あの時は、あんなに素直に
自分の気持ちを言えたのに、
今はどうして言えないんだろう。
気持ちはあの時と変わらない。
ううん、むしろ、あの時以上
すっごく、すごく好き、愛してる。
なのに、どうして素直になれないのかなぁ。
すっごく好きな人に「好き」って
言うだけなのに、
すごく愛している人に「愛してる」と
言うだけなのに。
どうして
うまく言えないんだろう
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作者名：ちゃむ | 作成日時：2020年5月21日 22時
