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23話 ページ24

梶さんの家で夕飯を作るようになってから、もうすぐ1ヵ月。


やっぱり誰かのために作るのは、作っていて楽しいし、気合も入る。


それに一緒に食べれるっていうのも、何というか…とても嬉しい。





今日も梶さんに頼まれたので、バイト帰りにスーパーに寄って来た。




やっぱり人の家の冷蔵庫を勝手に開けるのはまだ少し抵抗があるけれど、それも慣れてきていた。



貴「よし。今日は唐揚げだな」


スーパーで安かったため大量買いして来てしまった鶏肉を眺めながら呟く。




夕飯の支度がもうそろそろ終わる頃、玄関の扉の開く音がした。


あれ、いつもより早いな。




ガチャッ



梶「た、ただいま」




?「おじゃましまーす」



いつもより元気がない梶さんの声と、私の知らない人の声。



え、誰?



と思っていると、梶さんともう1人の男性がリビングに入ってきた。


そして私を見るなり驚いた顔を見せる男性。


びっくりしてただ2人をを見つめることしか出来ない私に梶さんが説明してくれた。




貴「え、あの、」




梶『ごめんね、驚かせて。この人は俺と同じ仕事してる先輩で、声優の下野紘さん。たまたま現場が一緒で、その…仕事終わりでそのまま付いてきちゃった。』



貴「は、はぁ。」


下「え、ちょっと!誰、この可愛い子!え?何?!」


梶『下野さん落ち着いて。えっと、楠木Aちゃん。お向かいさんで、たまに夕飯を作りに来てくれるんだよ』





梶さんが私のことを下野さん、という人に紹介してくれた。



貴「は、初めまして。楠木Aです」



下「あ、下野紘です。どうぞよろしく、?」



梶『でさ、Aちゃん。今日の夕飯、3人分に出来たりするかな?』



貴「あ、全然大丈夫です」


大量に鶏肉買ってきたし、ご飯炊けばいいか。



梶『本当にごめんね?』




貴「じゃあ用意してきますね」




そう言って再び調理を開始した。

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東條にこ(プロフ) - とても面白かったです(*≧∀≦*) 更新がんばって下さい(^-^ゞ (2016年8月2日 14時) (レス) id: db321f67f6 (このIDを非表示/違反報告)
琉亜 - すごく面白いです!!!!更新頑張ってください!!楽しみにしてます!!! (2016年2月12日 14時) (レス) id: 97238a2c01 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃめる。(プロフ) - 千波瑠さん» 感想ありがとうございます!是非ご自身に当てはめてみてください! (2016年1月24日 17時) (レス) id: 13cf9c8a94 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃめる。(プロフ) - ヒナ兵長wさん» 感想ありがとうございます!更新頑張ります! (2016年1月24日 17時) (レス) id: 13cf9c8a94 (このIDを非表示/違反報告)
千波瑠(プロフ) - 梶君と夢主ちゃんがかわいくていつも楽しみにしてます!! (2016年1月24日 16時) (レス) id: 14760885d5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ちゃめる。 | 作成日時:2016年1月7日 17時

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