31話 ページ33
朝、私はどうやらそのまま梶さん家で寝てしまったらしい。気がつくと梶さんの顔が目の前にあった。
貴「ふぁ〜。…え、わっ!」
慌てて飛び起きる。
そっか、昨日…
あのまま抱き合ってたらいつの間にか寝てたのか。
隣にある梶さんの綺麗な寝顔を見つめながら、
幸せ
なんて思った。
貴「よし、朝ごはん作らなきゃ」
朝食の支度をしていると、梶さんが起きてきた。
梶『あ、朝ごはんまで。ありがとう、Aちゃん』
貴「いえいえ。おはようございます、梶さん」
梶『ふふ、うん。おはよ』
何でもないようなやり取りでも、嬉しくなってしまうのは、私が変なのだろうか。
下「ふわぁ〜。あ、おはよう、2人とも」
貴「下野さん、おはようございます」
下「それより、おめでとう、って言った方がいいのかな?(ニヤニヤ」
梶『なっ!下野さん、まさかっ』
下「へっへー(笑)ま、良かったじゃん。あ、朝ごはんまでありがとね、Aちゃん」
貴「い、いえ」
まさか、下野さんにもうバレてるとは。
盗み聞きでもされてたんだろうか。
3人で朝食を済ませた後、梶さん家を3人で後にする。私は自分の家に、2人は仕事に。
下「じゃ、本当にありがとね!また来るよ♪」
貴「はい。まぁ、ここ私の家じゃないんですけどね(笑)」
下「あ、そうだった(笑)もう一緒に住んじゃえばいいのに」
「『えっ、』」
梶『下野さん!?ちょ、何言ってんですかもう!』
貴「そ、そうですよ。」
下「2人とも慌てちゃって可愛いーなぁーもう(笑)」
梶『ああもう下野さんうるさい!ほら、もう仕事行きますよ』
下「はいはい(笑)じゃ、Aちゃん、いってきまーす」
貴「あ、はい。いってらっしゃい」
下野さんが先に階段を下って言った。
梶「じゃ、俺も。いってきます」
ニコッとはにかむように笑いながら、私の頭をポンッと優しく1回叩いた。
貴「はい。いってらっしゃい」
いちいちそういう何でもないような梶さんの行動を意識してしまう。
私は顔に熱が集まるのを感じながら、めいいっぱいの笑顔で答えた。
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東條にこ(プロフ) - とても面白かったです(*≧∀≦*) 更新がんばって下さい(^-^ゞ (2016年8月2日 14時) (レス) id: db321f67f6 (このIDを非表示/違反報告)
琉亜 - すごく面白いです!!!!更新頑張ってください!!楽しみにしてます!!! (2016年2月12日 14時) (レス) id: 97238a2c01 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃめる。(プロフ) - 千波瑠さん» 感想ありがとうございます!是非ご自身に当てはめてみてください! (2016年1月24日 17時) (レス) id: 13cf9c8a94 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃめる。(プロフ) - ヒナ兵長wさん» 感想ありがとうございます!更新頑張ります! (2016年1月24日 17時) (レス) id: 13cf9c8a94 (このIDを非表示/違反報告)
千波瑠(プロフ) - 梶君と夢主ちゃんがかわいくていつも楽しみにしてます!! (2016年1月24日 16時) (レス) id: 14760885d5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ちゃめる。 | 作成日時:2016年1月7日 17時