SEVENTEENの紅一点 3 (ページ31)

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ヌッパン控え室ページ31

wonwoo side

宿舎に置いてきてしまったミョンホは大丈夫だろうか。そう考えながら控室のソファーに背中を預ける。

まあ、ジョンハニヒョンと夕飯を食べていた時も薬は飲んだようだし、一応は回復しているらしいから、あまり心配しすぎるのも良くないのだろう。

一足先にメイクをし終えてしまいこうしているけれど、控室にパジャマ姿でいるのはなんとも不思議な状況だ。
そもそもパジャマなんて最近は着もしなかったし…。

滑らかな肌触りのパジャマに身を包まれていると、だんだんと身体の力が抜けていく気がする。眠る時に着るものなのだからこの現象は正しいはずだ、と自分を納得させておく。

手持ち無沙汰になってウトウトしていると隣に誰かが座ったらしい。

誰だ、と思って首を傾けてみると俺と同じくらいまぶたを重そうにしたAだった。
隣の彼女もまた、白いシルク生地にラベンダーカラーの花が所々に散らばったデザインのパジャマに身を包んでいる。

「オッパ…」
「…なに」
「今わたしのまぶたはどのくらい…開いてますかね…」

どのくらい、と眠い目で見てみても、自分のまぶたも開いていないのだからよくわからない。
恐らく半分くらいは開いているであろうと思って伝えてみると、彼女は乾いた笑いを漏らした。

「…起きなきゃ…起きなきゃいけないのはわかってるんですけど」
「うん…」
「眠いんですよね…」
「俺も」

パジャマなんて久しぶりに着たから、と自分のパジャマの裾を引っ張って見ている彼女は本当に眠そうだ。

眠い時の小さい声で話すものだから、うるさいのが何人かいるこの部屋ではうまく聞こえない。身体をずらして彼女のすぐ隣にくっついた。