知らない話 ページ10
Wonwoo side
「やっぱ忙しいからパスだって〜」
「じゃあ減らすか」
残念だねぇ、と特に残念そうには感じられない声でジュニはスマホの画面を見せてきた。
時間が合ったからこいつと2人で飯に来て、Aは作業室にいるらしいけど来るかな、なんて言って彼女に連絡したのだ。
30分前には「片付いたら行く」という返事があったが、どうやら終わらなかったらしい。
3人だったら4人前を頼むところだが、1人分を減らしてトゥルチギと白飯を注文した。ここのは柚子の皮が入ってて美味しいの、と教えてくれたのはAだった。
「卵焼きも頼めばよかったかな」
「食い切れるか？」
「今日は僕、いける気がするんだよね。ご飯もおかわり自由だっていうから食べちゃおうかな」
「お前運動始めてからさらに食うようになったよな」
「遅めの成長期かも」
「26になって成長期ねえ」
なわけあるか、と言い切れないのはこいつのガタイがどんどんよくなっているからである。
もともと筋肉質で運動も筋トレも何も必要ないくらいだというのに、そろそろ僕もやろっかな〜という軽い宣言で始めたのだ。そうして食欲も増しているというのがジュニの主張で、これがあながち間違ってもいない気がする。
結局迷っていた卵焼きまで頼み、全部揃えばテーブルにはぎっしりと料理が並んでいた。
「あ、3人で揃ってたら猫ちゃんズだったんだね」
「なんだそれ」
「知らないの？ウォヌと僕とAの3人でいる時、ビハインドの映像とかでそうやってテロップついてるんだよ」
「……にゃんにゃんいズじゃなかったっけ」
「ありゃ、そうだっけ。まあどっちでもいいけど、可愛いなと思って結構気に入ってるんだよね」
「俺たちってそんなに集まってるか？」
「うーん、どうだろ」
あんまり意識してなかったなぁ、とジュニは飯を口に押し込んだ。
俺もそんなに、言うほどでもない気がする。少なくとも、ジュニが言っている通り意識的に集まっているわけでは無い。
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cham(プロフ) - (続き) 誰かの不幸を軽々しく消費したくありません。こればかりは本当に申し訳ないですが書けないです、すみません。 (2022年11月8日 22時) (
レス) id: f5455602b6 (このIDを非表示/違反報告)
cham(プロフ) - 友達だったのに辛くなってしまって〜という旨のマロくださった方、申し訳ありませんが作品の意図と合いませんのでリクエストにはお答えできかねます。すみません🙇🏻 (2022年11月8日 22時) (レス) @page49 id: f5455602b6 (このIDを非表示/違反報告)
cham(プロフ) - akuneさん» コメントありがとうございます！話数が多い中、沢山読んでいただけて嬉しいです。きっかけになれたことも！コメントを頂くことでもっと書こうという気持ちになります。また更新するのをお待ちいただけると幸いです！ (2022年9月27日 18時) (レス) id: f5455602b6 (このIDを非表示/違反報告)
akune(プロフ) - このシリーズを2周してきました。セブチのドリー夢初読みがchamさんのこのシリーズです♡めちゃ好きです。リアリティあってもう14人やろ！という錯覚してしまいます！サイコーです。 (2022年9月18日 8時) (レス) @page32 id: 785498f7f4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：cham | 作成日時：2022年9月7日 3時
