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「ソクミナ、なんで泣いてるの」
「…俺、3日も練習したのに、うまく歌えなかった」
「ジフニオッパやボムジュオッパはオッケーくれなかったの？」
ヌナがそう言うと、ヒョンは少ししてから首を振った。
「オッパたちが音楽に妥協したところ、見たことある？ソクミニの歌にオッケー出したのは間違ってると思う？」
「……でも、」
「わたしは、あなたの歌が世界で1番大好きだよ。」
ぬ、ヌナ、隣に僕がいながらなんてことを。ウジヒョンもどことなくイラッとしましたよね！？
スングァニの歌もジフニオッパの歌も、もちろんボムジュオッパの歌も大好きだけどね、とそのあとすぐに付け加えるあたり、なかなかこのヌナは侮れない。
「ソクミニは一度も諦めないで今日できる全部を出し切ったんでしょ？」
「…うん」
「もし世の中の人が許してくれなかったとしても、わたしも、スングァニも、ジフニオッパも、なんとボムジュオッパまで、こんなに頼もしい味方がいっぱいいるんだけどな。」
ちょっと戯けたように肩を竦めて、ヌナは深く息を吸った。
「…ちょっと休憩して、お水飲んでストレッチして、もう一回だけレコーディングしてみよう。きっと大丈夫だから。」
「…大丈夫かな」
「大丈夫だよ、ソクミニは。」
わたしが1番好きな歌手だもん。
そう言ってヌナがヒョンの頭を撫でれば、途端に嬉しそうにするのだから困る。
メンバーの数人が「Aマジック」と言っていることがあるけど、まさにこれは魔法なんだと思う。
ヌナしか使えない魔法。
「じゃあソクミニちょっとだけ借りてくね」
おそらくキッチンスペースに向かうのだろう。ヌナはヒョンの手を取って立ち上がった。ひと安心だと思っていればヌナがくるりと振り向いて、
「スングァナ、ありがとう」
僕がヌナのこういうオンマみたいな、包み込むような微笑みに弱いことをきっとヌナは知ってるんだ。
魔法にかかってしまう理由がわかる気がした。
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cham(プロフ) - ヒカリさん» ありがとうございます。安心しました。楽しんで読んでいただけたら幸いです。 (2021年2月12日 23時) (
レス) id: ed95449b0c (このIDを非表示/違反報告)
ヒカリ(プロフ) - chamさん» 全然大丈夫ですよ！wwこういうのでなかなか自分の誕生日出てきませんよねww自分が推してるグループにまさか自分の誕生日が出てくるの初めてなのでちょっとびっくりしただけですよ！！なので全然気にしないでください！！ (2021年2月12日 22時) (レス) id: 60a403a386 (このIDを非表示/違反報告)
cham(プロフ) - ヒカリさん» ご気分悪くさせてしまっていたらすみません。 (2021年2月12日 19時) (レス) id: ed95449b0c (このIDを非表示/違反報告)
ヒカリ(プロフ) - 自分の誕生日と一緒でビビりましたww (2021年2月12日 17時) (レス) id: 60a403a386 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：cham | 作成日時：2021年1月30日 21時
