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「チャニのおかげでわたしのダンスが浮かずに済んでるんだよ。いつもありがとう」
そのまま僕の頭をわしゃわしゃ撫で回して、チャニの髪の毛だいぶ傷んできたね〜とツノを作り始めた。
ヌナ、今日はちょっとご機嫌なのかもしれない。いつもはこんなことしないのに。
「ヌナ、なんでそんなに楽しそうなの？」
「なんでだと思う？」
目の前のヌナはすごくニコニコしてるけど、全く見当がつかない。
今日何かあったっけ、と思い浮かべても、特に何も……もしかしてお昼に食べたチャプチェが美味しかったこと？そう言うと、まあそれもあるかもしれないけど、とヌナは笑った。
「わたしはFlowerが一番やりたかったの。チャニの振り付けを踊りたかった」
「そうなんですか？」
「だって、あのころチャニがすごく頑張ってたのを知ってるから。わたしは見守ることしかできなかったけど、チャニが一生懸命作ってたのをずっと隣で見てたから。その振り付けでステージをできるのがすごく嬉しくて楽しみなの」
何度か自分の意見が取り入れられたことはあるけれど、全部を自分で作ったのは初めてだったから、あの頃は本当にキツかった。
自分だけが踊るのはいい。好きなようにやるから。
でもチームで踊るのは、1人で踊るのとは全く違う。
どうやったらステージが映えるか、曲のイメージを壊さずに昇華できるか、6人がいるステージ全体を作らなければならない。
ウジヒョンが作った曲がどんなに良かったとしても、ダンスがぶち壊してしまう可能性だってあるから、自信があったけど怖くもあった。
Flowerに構成されなかったメンバーの前で初めて完成形を披露した日、ヒョンたちはすごく褒めてくれた。かっこいい、さすが俺たちのマンネ！と。
ヌナがその時、ちょっとだけ涙を流していたのを僕は知っていた。
15分にセットしていたスマホのタイマーが鳴った。練習再開の合図だ。もたれていた壁から離れて鏡の前に行こうとすれば、チャニ、とヌナに呼ばれた。
「練習始まりますよ、ヌナ」
「うん、だから最後にこれだけ。
……本番、ヌナから目を離さないでね。誰よりもうまく踊って見せるから」
口元をほころばせて、小さな声でそう言った。
ステージで僕の作った振りを嬉しそうに踊るあなたから、目を離す気なんて毛頭ないのに。
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cham(プロフ) - ヒカリさん» ありがとうございます。安心しました。楽しんで読んでいただけたら幸いです。 (2021年2月12日 23時) (
レス) id: ed95449b0c (このIDを非表示/違反報告)
ヒカリ(プロフ) - chamさん» 全然大丈夫ですよ！wwこういうのでなかなか自分の誕生日出てきませんよねww自分が推してるグループにまさか自分の誕生日が出てくるの初めてなのでちょっとびっくりしただけですよ！！なので全然気にしないでください！！ (2021年2月12日 22時) (レス) id: 60a403a386 (このIDを非表示/違反報告)
cham(プロフ) - ヒカリさん» ご気分悪くさせてしまっていたらすみません。 (2021年2月12日 19時) (レス) id: ed95449b0c (このIDを非表示/違反報告)
ヒカリ(プロフ) - 自分の誕生日と一緒でビビりましたww (2021年2月12日 17時) (レス) id: 60a403a386 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：cham | 作成日時：2021年1月30日 21時
