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ゴンドラの片側に家族が集まっているということは、片側のみに百キロを超える重さが加わっているはず。
にもかかわらず、ゴンドラが傾かないということは、彼らには「重さ」がないということ。
すなわち──人ならざるものであるということである。
〇痴話げんか
先日、女と二人で居る所を目撃され、俺は彼女と口論中。
「さっさと話してよ」
「浮気じゃねぇって言ってるだろ」
苛々して思わず語気が荒くなると、気の強い彼女も顔を真っ赤にする。
「話してっ」
「だから! 説明しただろ?」
俺が浮気したと認めさせたいのか、とうとう泣き落としまでしやがる。
涙目になって、「もう……はな……し、て」だなんて。
浮気はしてねーっつーの。
泣き疲れたのか、今度は白目をいて寝出す彼女。
「人が話をしている最中に失礼な奴だ」
気持ちを落ち着かせ彼女を寝かせると、彼女の首にはクッキリと俺の手形がついていた
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彼女が必死に「はなして」と訴えていたのは、「浮気したことを話して」ということではなく、「首を絞めている手をはなして」というもの。
しかし、浮気を疑われた男は、頭に血が上っていたため、そのことに気がつかず、最悪な結末を迎えてしまった。
カッとなり殺人に発展する事件がリアルにある昨今。
まずは一呼吸置く余裕が必要なのかもしれません。
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どうだったでしょうか?
まだまだ初級編。
来月は、もっとゾッとする内容を用意しておりますので、宜しくお願い致します。
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キャンディー(プロフ) - ついに待望の創刊号刊行ですね!待っていました!自分の書いた物語を世の皆さんに見てもらえるのはなんだか恥ずかしいような気もします。できれば各作者様のURL?みたいなのを貼ってくださると助かります! (2021年5月3日 13時) (レス) id: a896d747de (このIDを非表示/違反報告)
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作者ホームページ:なし 作成日時:2021年4月29日 10時