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ステラとその女子が避難所に着くと、中には既に多くの人が滞在していた。

「…確か、少年団ですよね?受付の人に聞いてみましょう。」

女子が受付に行くと、ステラは広い避難所の中を見渡した。皆が同じ色の毛布をかぶり、子どもの泣き声が聞こえて、それに触発されてまた子どもが泣く。

「いねぇな…」

「少年団の方々も来てるみたいです。避難所は隣にもうひとつあって、渡り廊下を渡ったらあるのでそちらかと。」

女子は微笑んでそう言うと、扉を指さした。

「あちらを渡れば行けます。それでは、また会いましょう。」

「あぁ、世話になった。」

扉を開けると、外の悲惨な状態がステラの視界に飛び込んできた。

短い廊下を渡り、向う側の扉を開けると、先程のものよりは狭いが、十分広いホールがそこにはあった。

「ステラ!」

自分の名前を呼ぶ声がして振り返ると、ノアが少し離れたところで手を振っていた。ステラも振り返すと、ノアのいる方へ向かった。

「悪ぃ、別んとこ行ってて、全員無事か?」

ステラが少年団を見渡すと、所々に包帯を巻いている人がいたが、人数は欠けていないようだった。

「こっちは大丈夫。ステラの行った方では、どうだった?」

「あっちは____……」

「…そっか、これだけ大きかったから、仕方ないよ。」

ノアがステラに毛布を渡すと、膝に掛けて黙り込んでまった。

ステラに幾ら男っ気があって、元気だからと言っても、人間だ。彼女は女の子だ。怖くてもおかしくない。

ホールの中が一瞬、シンと静まった。

そして、次の瞬間、重いはずの扉が勝手に閉まった。ざわめくホールの中で、電気が消えて、ハウリングの音が聞こえた。

「えー、えー……っと、よし、OK。」

「あー、みなさん、こんにちは。私、管理人と申します。」

「今から、皆さんの中から50名、死んでもらいます。」

今の言葉で、パチンと目が覚めた。そして、明かりが着く。

「っ、死……?」

ステラは思わず立ち上がりそうになってそのまま正座した。

ホール内がざわつく、1人の男の子が扉を開けようとしていて、するとホール内がまた暗転した。

「うわぁぁぁぁっ!!!」

男の子の叫び声が聞こえる。

あかりが着くと、そこに男の子はいなかった。

「あと、49名です。大丈夫です。普通にしていれば、誰かしら死ぬので。」

そう告げたソイツは、黒い仮面に真っ黒なマントを羽織っていて、そのままどこかに歩いていってしまった。

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キャンディー(プロフ) - ついに待望の創刊号刊行ですね!待っていました!自分の書いた物語を世の皆さんに見てもらえるのはなんだか恥ずかしいような気もします。できれば各作者様のURL?みたいなのを貼ってくださると助かります! (2021年5月3日 13時) (レス) id: a896d747de (このIDを非表示/違反報告)

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作者ホームページ:なし  作成日時:2021年4月29日 10時

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