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《チリも積もればヤマとなる》（aoi） ページ25

青葉若葉のさわやかな風の吹く季節になりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
新しい出会いの多い4月が終わり、雑誌という新たな試みを通して皆様とお会いできたこと、大変嬉しく思っています。



ご挨拶が遅れました。
皆様初めまして。ライターのaoiです。






さて、長々と書いていても何も面白くないので、私の企画に参りましょう。



ででん！《チリも積もればヤマとなる》〜〜


皆様ご存知ですよね。
そうです、あの(?)「塵も積もれば山となる」です。



どんな知識も、沢山積み重ねていけば、いずれは自分自身の財産になります。

おわかりでしょうか。私の企画は外でもない【雑学】でございます。





今回は初回ということなので。

タイトルにちなんで、「塵も積もれば山となる」についてです。





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「塵も積もれば山となる」は元々、仏教から生まれた言葉でした。


仏教の中には仏教の教えを書いた書があります。
例えるならば、キリスト教にとっての聖書、といったところでしょうか。


その仏教の教えを書いた書―「大智度論(だいちどろん)」―にて、「龍樹(りゅうじゅ)」によって「摩訶般若波羅蜜経(まかはんにゃはらみつきょう)」に対する注釈書として作られました。


言わば、仏教における辞書ってわけです。




「大智度論」は100巻在り、その中の94巻目に「塵も積もれば山となる」の語源となる「譬如積微塵成山難可得移動」というのが記載されているのです。



書き下し文に直すと、
「譬へば、微塵を積みて山を成せば、移動を得べきこと難きがごとし」


簡単に言い換えると、「塵も積もれば山となる」となる……というわけです。



……お分かりいただけたでしょうか。





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こちらの企画のコンセプトは「読者の皆様に"へ〜そうなんだ"と思ってもらうこと」です。

この記事を読んで少しでも「知らなかった」ことが「自分の知識」として皆様の頭の片隅に残ってくだされば、と思っています。






初回ですので、今回はこの辺りで失礼します。

このようなご時世ですので、皆様もどうかお体にはお気をつけください。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。




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