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その日も委員会の集まりがあった。
今週1週間、部活がないおかげでAと一緒に帰れるチャンスだったのに、邪魔された。
はあ、帰りたい。
切って貼ったような笑顔で仕事をこなす。
元太「おーい！ちゃかー！」
聞き慣れたこえがして、後ろにAの姿も見えた。
元太と2人っきり………
不安になる反面、体は正直で、Aに会えて頬が緩む。
ばーか俺は単純か。
やめろ。ニヤニヤするな。
宮近「あれ！元太じゃん。めいも一緒....じゃん笑」
取り繕って必死に話す。
『なに？その間。なんか不満でも？』
Aは拗ねたように俺を睨む。
すげえ可愛い。
宮近「いや、いたんだーって思って笑」
『なんか腹立つな笑』
こんなことで委員会でよかったなんて思える俺は、相当Aに惚れてる。
松田「それより....ちゃかの隣は？」
まっじでほんと、元太空気読め。
今俺が、Aと話してんだよ。
いや、でも空気読むべきなのは俺か？
ぐるぐるした葛藤が外に漏れることはない。
宮近「あ、えっと、同じ委員会の奏」
奏がよそよそと近寄ってくる。
Aの瞳が一瞬震えた。
僅かな動き。
......ん？
A？
奏「奏です。宮近のお友達の....元太くんと....えっと...」
Aはどこか遠い目で奏を見ている。
いや、気のせいか.....
『Aです。よろしくね』
でも……
作り笑いのが分かりやすいA。
奏「はい！お願いします」
.......。
まさか。
……え、まさかな。
....いや、
……いや、ありえる。
バカなAのことだ。
あいつ……
あいつ、俺の好きな人を奏だと思ってる。
まずい。
ショートカットの情報だけで。
でも何で俺のこと………
やばい。
やばい、
ほんっとにまじで、、
すげぇ可愛い。
......可愛すぎるだろ。
勘違いしているのも、好きでもない俺のことで頭をいっぱいにしてるのも、全部愛おしい。
何で俺のことを考えているのか、
理由なんてどうでも良かった。
きっと興味本意。
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羊(プロフ) - モモイロさん» コメントありがとうございます！凄くモチベーションに繋がりました。今後もよろしくお願いします！ (1月13日 20時) (
レス) id: 03a6393e6e (このIDを非表示/違反報告)
モモイロ(プロフ) - 最近の楽しみのひとつです！更新頑張ってください〜！応援してます！ (1月13日 4時) (レス) @page19 id: 95282d6fb0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：羊 | 作成日時：2024年1月8日 23時
