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分からない。
私が何を考えているかも、海斗が何を考えているかも、分からない。
海斗はどう思った？
何を考えてる？
私は何がしたいの？
何を期待してるの？
もう、分からない。
私の家が見えてくる。
『……送ってくれて、ありがとう』
宮近「………ん。じゃあ、また……祭りで」
『……うん』
ドアを開けようとすると、ふと右腕を掴まれた。
海斗と視線が合う。
時間が長く感じる。
宮近「……っ」
でもすぐ逸らされて、
宮近「何でもない笑。また」
何かを言いかけた海斗。
でも何もなかったように、いつものごとく私が家に入る前に海斗は行ってしまった。
何て言おうとしたの。
そう聞けない私も臆病者だ。
元太「今年もすげえな笑」
『賑わってるね』
夏休みももうすぐ終わる。
その前に3約束してたお祭りに来た。
元太「にしてもAの浴衣姿見たかったな〜」
『めんどくさくて笑。でも周りにいっぱい浴衣着てる可愛い子いるんだからいいじゃん」
元太「ばーか。好きな子の浴衣姿見れないでどーすんだよ笑」
『なっ！…』
元太のアピールは日に日に分かりやすくなっていて、さらっとこう言うことを言ってくる。
元太「んふふ笑、照れた笑」
『照れてない』
照れてない、照れてない。
宮近「あの、一応俺もいるけど」
笑っているがふざけている声じゃない海斗。
元太「分かってるって笑。
さ！何食べるー？焼きそばに、綿飴に_____」
一瞬海斗と目が合った気がしたけど、何もない様子の海斗に、私は2人の後を追った。
『ねえ笑、買いすぎじゃない？』
宮近「元太それ全部食べられんの？笑」
元太「うるせー！食うよ！俺腹減ってんだから」
宮近「とかいって去年
ちゃかーお腹いっぱい食べてー
って渡してきたじゃん笑」
元太「いやそれは……おっしゃる通りです」
宮近「笑笑」
なんだかんだいつもと変わらない。
元太「あ！俺まだりんご飴食べてない！りんご飴！」
『でも全部食べ終わってないじゃん笑」
元太「……ええ〜、りんごあめぇ〜」
駄々をこねだす元太。
こうなったら元太は譲らない。
仕方ない、
『……買いに行く？笑』
元太「行くー！りんご飴♪りんご飴♪りんご__」
？「おーい！海斗ー！」
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羊(プロフ) - モモイロさん» コメントありがとうございます！凄くモチベーションに繋がりました。今後もよろしくお願いします！ (1月13日 20時) (
レス) id: 03a6393e6e (このIDを非表示/違反報告)
モモイロ(プロフ) - 最近の楽しみのひとつです！更新頑張ってください〜！応援してます！ (1月13日 4時) (レス) @page19 id: 95282d6fb0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：羊 | 作成日時：2024年1月8日 23時
