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またドアが開いた。
ガラガラという音に、咄嗟に手を引っ込める。
元太「お邪魔しますうーーーーー」
宮近「……………おお、元太」
元太「はいはい、お邪魔しますよー」
そう言って私と海斗の間にしれっと入ってくる元太。
宮近「…………」
元太「…………」
『………え？何で元太も学校にいるの？」
元太「………。
………お前は補修か、そうだよな、俺に負けたもんな」
『うるさい』
元太「俺はねー、部活。このあとあんだよ。そしたら窓から2人が見えて、海斗呼びに来た」
『ほー』
元太「……ほら、ちゃか行くぞ。遅れる」
宮近「………ん」
元太「じゃーなA！せいぜい補修頑張れよ笑」
『うるせー笑
そっちも頑張れ』
元太「おー」
2人は荒波のように去って行った。
補修も終わり、いよいよ夏本番。
何事もなかったかのように日々は進む。
元太〈ねえ俺海行きたい
宮近〈勝手に行けよ笑
3人のLINEが動いた。
元太〈ねえ暇ー
宮近〈勉強しろ笑
元太〈はあ？お前バカなの？夏休みだぞ？休まないと
メッセージでも相変わらず賑やか。
元太〈とりあえず今からAの家行っていい？
宮近〈何でだよ笑
元太〈暇だから
私も暇だ。
特に予定もないので
A〈いいよー
と、徐に床に落ちている服を片付ける。
また通知が入った。
宮近〈なら俺の家に来い
珍しい。海斗が家に人を呼ぶなんて。
私でも何回かしか行ったことがない。
元太〈えーちゃかん家ー？Aの家がよかったー
宮近〈Aの家多分めっちゃ汚いよ。あいつ片付け出来ない
な、失礼な。
確かに多少足の踏み場には困るけど。
宮近〈これ図星だな、俺ん家決定
元太〈仕方ない、行ってやるよ
3人で集まるのは補修以来だ。
何をするわけでもなくダラダラと話す、そんな楽しい時間。
元太「にしても暑くね？」
宮近「冷房つけてんだけどね」
元太「〜っ！だめだ、あっつい！アイス買い行こ」
『いいねアイス、元太買ってきて』
元太「やだよ！3人で行くの！」
ほら立って！っと海斗、私の順番に無理矢理に手を引っ張って立たせる。
外は猛暑だった。
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羊(プロフ) - モモイロさん» コメントありがとうございます！凄くモチベーションに繋がりました。今後もよろしくお願いします！ (1月13日 20時) (
レス) id: 03a6393e6e (このIDを非表示/違反報告)
モモイロ(プロフ) - 最近の楽しみのひとつです！更新頑張ってください〜！応援してます！ (1月13日 4時) (レス) @page19 id: 95282d6fb0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：羊 | 作成日時：2024年1月8日 23時
