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とある男の願いごと ページ6
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消毒液の香りと腕に繋がれた管
自分以外が居ない白い部屋にピッ、ピッと無機質な音が響く
病室の窓から見える公園
遊んでいる子供達や家族の声を聞くたびに自分の体が憎く思った
羨ましかった
笑い合える家族がいることが
走り回れるほどの健康な体が
不味い薬も頭が割れるほどの頭痛も吐き気もない日常を過ごせていることが
大切と思える誰かがいることが
俺もいつか誰かと笑い合いたい
大切な人と時間も過去も未来も忘れて
____神様、お願いです。
もし本当にいるのなら
俺を、救ってください
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作者名:葵 | 作成日時:2023年3月4日 1時