じゅうろく ページ18
luzさんは、何故か悲しそうな目をしていた。
私に何かができるのなら。
そう思った。
私だって、話を聞くぐらい出来る。
luzさんは、みんなを頼り切っていない、何処か一人で抱え込んでいる感じがする。
痛みを取ってあげたい。
私にできることは＿＿
考えて、最終的には、luzさんの部屋にいった。
いや、現在進行形だ。
Iam now in luz's room!
なぜ英語にしたんだろ。
こんな雰囲気は似合わないってことですね！
さ、いこ。
息をー、吸ってー、吐いてー。
ｺ…
ｶﾞﾁｬ
『うおっ！』
わーびっくり。
何があったかと言いますと、ノックしようとします→しましt→扉が開きました。
あ、いらなかった？説明。
大丈夫。わたしが必要だった。心配しないで。需要ならあったよ。一人にしかないけど。
l「やっぱりいた。何?」
『えっと、お話がしたくて…』
l「めんど。ﾎﾞｿｯいーよ。入って。」
おー本音が。
『ありがとうございます』
l「要件は。」
『luzさんは、私のこと嫌いですか？』
l「うん。」
『なぜ？』
l「あんた、辛い思いなんかしないで生きてるでしょ。」
『なんででしょ。みんな私にそう思うのは。ﾎﾞｿｯそうですかね。
今から、一人の少女の話をしましょう。』
l「え？」
『あるところに、一人の女の子が産まれました。
ですが、その子は。
生まれたばかりなのに。その子は何もしていないのに。
その子は、生まれつき、【アルビノ】という病気でした。
そのせいで、誰からも気持ち悪がられ、嫌われて居たのです。
そうやって、数年が経ちました。
彼女の身体は、もう、限界を迎えていました。
そこで、彼女は【歌い手】を見つけました。
まだ幼いというのに、彼女は、何故自分がいじめられているのか、知っていました。だからこそ、彼女の心は、身体は、ズタボロに切り刻まれていました。
そして、彼女は、自分のために、【歌い手】になりました。
はじめは、自分の自己満足だったのですが、続けるうちに、みんなに届けたいと思うようになりました。
ですが、その歌い手のことも、周りにばれてしまいました。
機具は壊され、いじめはさらにエスカレートしていきました。
でも彼女は諦めませんでした。【歌い手】は、彼女の唯一のすくいと、なっています。』
『私が知っているのはここまでです。』
そう、これは
全て
"僕"の話。
はなせるのは、ここまで。
いえない
いいたくない
いやだ
これしかないから。
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作者名：Cette0516 | 作成日時：2019年11月23日 12時
