……は？何でこんなことになってんの？ (ページ13)

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じゅういちページ13

うらたside

まさか、あ奴がこあ。さんだったなんて…

失礼過ぎたわ…

でも、なんで入ってきのか…

…歌い手のシェアハウスって知ってて入って来た？

なんか、考えれば考える程疑い深くなってきた…

もう！こういうときは、本人に聞こう!

思い立ったら即行動！っていうタイプじゃなんいんだよな…

引きこもりだし…

歌い手そんなもんだろ()

ま、行くけど←

ｶﾞﾁｬ

着いた。

『はー、すー、』ｺﾝｺﾝ

『いるかー？』

「はーい、」

ｶﾞﾁｬ

「うらたさんじゃないですか、どうしたんですか？」

あ、言い訳考えて無い。んー、取り敢えず

『あー、話がしたくて』

「？、どうぞ、あ、好きなとこに座ってください」

そう言われて黄色のクッションに腰を下ろす。

………なんかﾎﾟｽｯって音がなった

そんなに軽いか?俺。確かにチビだけども！

「ｸｽｸｽそれで、話とは？」

何故笑った

あー、単刀直入に聞こう

『単刀直入に聞くけど、なんでこのシェアハウスに入って来たの？』

そう言うと、彼女は少し顔を歪ませた

「うらたさんは…私のこと、嫌いなんですか？」

『いや、そーじゃなくて、なんか、お前が苦労しないで生きてる気がして』

「あー、そういう事ですか…私は苦労してない訳じゃないんですよ？」

「ここに来た理由は……家が、無くなったから、です。」

え？いえが……？

『どーゆうこと？』

「前の家が、アパートだったんですけど、火事で…」

「パソコンは持ち出してたので、大丈夫だったんですよ？」

「あれも燃えてたら、」

「まふくんとそらるさんに助けて貰って無かったら、ｸﾞｽｯ」

その顔が見てられなくて、気づいたら抱き締めてた

実際は凄くきれいな涙だったんだけどね、

「ふぇ……？」

『大丈夫、俺がいるから、皆んながいるから。』

「きっといまごろ、1人…」

Aは泣き出した

俺も、抱きしめてて安心する時間だった…

『大丈夫、1人じゃない、絶対1人なんかしないから』

「ありがとっ、ございます」