ホルモン戦争

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マネ「Aさん、ここら辺ですか？」

貴女「あ、はい、ここで止めてもらっても構いません」

マネ「分かりました、気をつけてくださいね」

貴女「はい、ありがとうございました」


バンから降りてスンヒョンさんに頭を下げる


貴女「みんなもありがとう、乗せてくれて」

JN「いえいえ、またいつでも送るからね！」

NJ「帰り気をつけてね」

TH「Aヌナまた明日ね！！」

JM 「また明日！」

JK「あ…お弁当楽しみにしてる！」

HS「ほびほび〜！また明日Aちゃん！」

YG「気をつけて帰れよ〜」



皆からの暖かい言葉に胸がジーンとする
いい仕事場で良かった
明日も張り切っていくぞー！



家にもだんだんと近くなり疲れが出てきた頃
なんだか焦げ臭い匂いがする

人集りもちらほら…




ピーポーピーポー


消防車が一つ…



ピーポーピーポー


二つ…



ピーポーピーポー


三つ



貴女「…」


嫌な予感しかしないわ
なんだか、とても大変な事が起きてそう


貴女「…まさか」


ようやくマンションに着いたと思ったら
あろう事か
先ほどの出来事が一致するように
炎が自分の住んでる部屋から上がっている



貴女「…」


終わった

うん、何もかも



貴女「どうしよう」



住む家が燃えてる…


Prrrrrrrrr

スマホの着信音がなるけれど
今は目の前の現実が受け止められなくて
電話を取る気になれない


その場に座り込み
ただボーっとする


Prrrr......


貴女「住む家が…燃えてる？…」


なにも考えられなくなり涙が溢れる

？？「…さん……さん！！！」

貴女「…！？」


誰かに名前を呼ばれはっとする


マネ「Aさん！！大丈夫ですか！？どこが具合悪いですか？」

貴女「い、いいえ…」

マネ「なら良かったです、こんな所で座り込んでどうしたんですか？」

貴女「家が…」

マネ「…やっぱり、消防車や救急車が沢山通って行ったので心配になって電話したんですけど出なくて、慌てて戻って来ました」

貴女「…スンヒョンさん…私、住む家無くしました…」

マネ「……大丈夫ですAさん！」

貴女「え？」

マネ「新しい部屋が見つかるまで一時的に、宿舎に住むのはどうですか？」

貴女「それって、彼らが住んでる家なんじゃ…」

マネ「大丈夫です！Aさんなら文句は言われませんよ！」


スンヒョンさんからの一時的という言葉に揺らぐ


マネ「いきましょうAさん」


手を差し伸べられ、その手を取る
これからどうなるかも知らずに…

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