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朝「雪月ちゃん、君に見せたいものがあるんだ」
『見せたいもの…?』
進藤さんのあとを継いでいくと、研究室みたいな所にたどり着いた
朝「俺は弟が死んで悲しかった。たった1人の家族だったからね」
『…』
朝「ねぇ雪月ちゃん。俺、面白いこと思いついたんだよ」
面白いこと…?
朝「人間を依代にして、死者の魂を入れるの!俺の血鬼術で強化させた"魂の呼吸"で出来る!」
『そんなことが許されるとでも…』
待てよ…善逸君が消えた理由って…
『まさか…善逸君を…?』
ボクがそう聞くと、進藤は不気味な笑みを浮かべた
朝「あったりー!我妻君には依代になってもらうの!あの子を鬼にしてー『巫山戯んなよ…』え?」
『巫山戯んな…!死んだ者はもう二度と甦らない!生きられない!』
朝「…ンな悲しいこと言うなよ雪月ちゃん。俺はただ司とまた…笑ってたいんだよ」
『そんな理由で…!?司は死んだ!それはもう変えられない事実だ!死者を甦らせるなんて…どうかしてる…!!』
ボクがそう言うと、進藤はボクの胸ぐらを掴んだ
朝「ならてめぇがあの時ヘマしなけりゃ良かった話だろうが」
『!』
朝「司は俺よりも強かった。もちろんお前よりもな。なのにお前を守る為だけに、禁句の型を使った」
『でもっ…死んだ者はっ…甦らない…!死んだら…もう会えることも出来ない…!!』
朝「だから今作ろうとしてんだよ。我妻を使ってな」
『このっ…』
こいつを倒さなければ…善逸君が助からない。ボクは上手く動けない。天元君たちに頼む…?いやでも…!
朝「俺がやることに口出すんじゃねぇよ。クソガキ」
進藤はボクの胸ぐらを離し、研究室を出ていった
『どうすれば…』
ボクの呟きは、暗闇の中に消えていった
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こんこんきつね - ほんとに最高でした!!夢主ちゃんが自分の好みにドストライク!!して、ずっとキャ─(´∩ω∩`)─♡ってなってました! (2022年7月7日 6時) (レス) @page50 id: e681425de6 (このIDを非表示/違反報告)
李猫(プロフ) - 面白かったです!完結おめでとうございます。 (2021年2月19日 10時) (レス) id: 893699292a (このIDを非表示/違反報告)
かりり - 面白かったです! (2021年1月30日 9時) (レス) id: 15952a7d01 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ニャユズコ | 作成日時:2020年8月22日 23時