14 ページ16
NOSIDE
天「何死のうとしてんだ!!」
『なんで止めるの!?死なせてよ!!』
天「落ち着けって!」
天元は雪月の両肩を掴んだ
『もう嫌なの!!私からどんどん大切な人が消えてくの!!耐えられないの!!守ろうと誓った人を守れなくて、一緒にいるって約束した人を守れなくて!!』
『私に生きてる価値なんてないんだよ!!!』
そう雪月が言った時、天元は雪月の頬を叩いた
天「生きてる価値がないとか言うな!!」
『天元君に何が分かるの!?前世でも今世でも大切な人をなくした私の気持ちが!!』
天「!」
『強くなろうって決めた…今度こそ…守るって決めたのに…結局私は守られてばっかで…生きてる理由なんてもう…』
天元はそう聞いた時、雪月の胸ぐらを掴んで頬を再び叩いた
天「司はお前に生きて欲しくて守った!違うか!?」
『そんなの…』
天「司に守られた命を無駄にするな!!今自分が何を言ったのか分かってんのか!?」
『分かってるよ!!私が弱かったから司も父さんたちも死んだ!!』
天「守れなかった分!!」
天元は雪月を抱き締めた
『!』
天「また守ればいいじゃねぇか…」
『まもる……?』
天「守れなかった分だけ人を守ればいいじゃねぇか…それが俺たち鬼殺隊なんだよ…だから…」
天元は雪月の叩いた方の頬をそっと触った
天「生きてる価値がないとか言うな…死のうとするな……守られた命なんだから…」
天元はそう言って再び雪月を優しく抱きしめた
雪月は声を出して泣いた。そして誓った
守れなかった分、人を沢山守ると
111人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
こんこんきつね - ほんとに最高でした!!夢主ちゃんが自分の好みにドストライク!!して、ずっとキャ─(´∩ω∩`)─♡ってなってました! (2022年7月7日 6時) (レス) @page50 id: e681425de6 (このIDを非表示/違反報告)
李猫(プロフ) - 面白かったです!完結おめでとうございます。 (2021年2月19日 10時) (レス) id: 893699292a (このIDを非表示/違反報告)
かりり - 面白かったです! (2021年1月30日 9時) (レス) id: 15952a7d01 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ニャユズコ | 作成日時:2020年8月22日 23時