宇髄天元の妹

弐拾 ページ24

「三人！？嫁…さ…三！？テメッ…テメェ！！なんで嫁三人もいんだよ！ざっけんなよ！！！」




「おごぇっ！！」





あら痛そう。兄様の腹パンは痛いよー善逸君。やられたことないけど




「なんか文句あるか？」




「あの…手紙で、来る時は極力目立たぬようにと何度も念押ししてあるんですが…具体的にはどうするんですか？」



「そりゃまぁ変装よ。不本意だが地味にな。お前らにはあることをして潜入してもらう」




『うん』



あ、このおかき美味しい…



「すでに怪しい店は三つに絞っているから、お前らはそこで俺の嫁を探して情報を得る」



『"ときと屋"の「須磨」、"荻本屋"の「まきを」、"京極屋"の「雛鶴」だよ。覚えてね』




「嫁もう死んでんじゃねぇの？」




兄様が腹パンしたあと、私も頭に拳骨を喰らわせた




「ご入用の物をお持ち致しました」





「『どうも』」





「…」

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