🫧ㅤホテル ページ10
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風丸と共に、ホテルまでのんびりと歩き始める七汐。
フィディオは相変わらずの爽やかな笑顔でバスに乗り、イタリアエリアへと帰っていった。
「まさか、Aがあのイタリアの白い流星と知り合いだったとは…」
「今日友達になったんだよ？」
ところで、イタリアの白い流星って？と首を傾げた七汐に風丸は瞬きを繰り返した。
抜けている所が昔から変わりなく、それが長所とも短所とも言えるのだけれど…。
「とても有名なサッカープレイヤーって言えば伝わるか？」
「まもちゃんくらい？」
「んー、一之瀬か？」
「一之瀬先輩？？有名なの？」
きょとりとした七汐に風丸は諦めた様に笑う。
時折、円堂と兄弟なのでは無いかと疑う程、好きなのに一直線で。他のことを置き去りにしやすい2人。
「っと、ホテルはここみたいだな。チェックインのやり方はわかるか？」
「エントランスで塔子ちゃん達が待っててくれるみたい」
ホテルの前で立ち止まった2人は笑い合う。
それじゃ、と駆け足で寮へと帰り始める風丸の背中を見送る七汐は空を見上げた。
「…白い流星」
言われてみれば水の中から見上げたフィディオは、その瞳は深海のように深く引き込まれて。それが夜空と言えば、夜空にも感じられる。
流石イタリアと言える紳士的なさり気ない気遣いは、同年代とはかけ離れていた。
「また会いたいな…」
と、思った所でトランクケースにしまい込んだイタリア代表のジャージに気付き、胸を踊らせる。
また会う口実がそこにある。
浮き足立ってチェックインを済ませ、エントランスを見渡せばテーブルとソファが並ぶ共用スペースに見慣れた2人を見付け目を輝かせ走り出した。
「塔子ちゃん！リカちゃん！」
嬉しそうに駆け寄る七汐は、振り向いた浦部の顔を見て立ち止まった。
「ど…した？！」
ぱんぱんに腫れ上がった瞼に、七汐は動揺を隠せず近付こうか足踏みをしてしまう。
実はさー…と財前がちらりと浦部を気遣いながら事の経緯を説明してくれた。
「一之瀬先輩、完全に治った訳じゃなかったんだね」
「んー、あたし達も詳しくは聞いてないけどさ」
「ダーリン以上の男なんて早々に見付からんわ！も〜〜本気でダーリンの事好きやったのにぃい」
財前の服にしがみつき、涙ながらに訴える浦部。
「…ねぇ、リカちゃん」
「なにぃ？」
ぐすんと鼻を啜る浦部に控えめに近付いた七汐は膝をつき、見上げる様に浦部の顔を覗き込む。
「好きって、苦しい…？」
「んぇえ？」
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楸(プロフ) - るふさん» フォロリク送らせていただきました！ (8月7日 23時) (
レス) id: f754f3bbe4 (このIDを非表示/違反報告)
るふ(プロフ) - 楸さん» え！よろしいのですか…！プロフに飛んでいただければTwitterリンク貼っているのでぜひ…！ (8月7日 23時) (レス) id: 8aec098e15 (このIDを非表示/違反報告)
楸(プロフ) - るふさん» 確認してみたところまだ復活できました!!検索では反映されないと思うので、宜しければこちらからフォローへお伺いします (8月7日 11時) (レス) id: f754f3bbe4 (このIDを非表示/違反報告)
楸(プロフ) - るふさん» まだまだ書きたかったシーンはあったのですがありがとうございます！占ツク用は削除してしまいまして…特に夢小説の事は一切更新されないアカウントで宜しければお伝えすることはできます！ (8月7日 11時) (レス) id: f754f3bbe4 (このIDを非表示/違反報告)
るふ(プロフ) - 返信ありがとうございます…！久しぶりに夢小説読んで泣きました(感涙)ぜひ楸さんのTwitterフォローさせて頂きたいのですがリンクから飛べず…アカウントの方は削除されておられますかね？？差し支えなければお返事いただけると幸いです！ (8月7日 1時) (レス) id: 8aec098e15 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：楸 | 作成日時：2023年6月28日 0時
