💫ㅤかき氷 ページ43
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神社へ着けば早々に混み始める中、目を輝かせた円堂が風丸の手を引いて興奮のあまり人混みの中へ。
「まもちゃん？！」
「じゃがバタ買ってくる！！」
「いやいやいやいや！」
「円堂ぉぉ？！」
甚平姿の2人はあっという間に喧騒の中へ姿を消してしまう。
祭囃子の中取り残された2人は繋いだ手に意識が。
「んんっと…何から食べよう？」
「んー…あ！あれは何？」
フィディオが遠くを指さす。身長の差で何も見えない七汐はどこ？と必死に背伸びをする。肩がぶつかり、ホエールテールが揺れる。
「行こうか！」
「わ…！」
手を優しく引かれ、人混みの中。
フィディオが気になる、と言ったのはお面で。食べ物では無かったことに七汐はお腹を抱えて笑う。
「ふふ、はい。フィディオには可愛いジバニャンでも付けて貰おう」
「わお。お面って可愛いんだね！それなら…君にはこれかな？」
はい、と手渡されたお面は子供に人気のキャラクター。
コマさんと呼ばれるキャラクターのお面を渡された七汐は、お面を被り。
「似合うずら？」
「ずら？」
「ふふっ」
お面をつけたフィディオは視界の狭さに早々に外し、少しずらして付けて。横を見れば気に入ったのか顔の見えない七汐。
ついっとゴムを引けば、不思議そうに七汐が見上げる。
「これじゃ君の顔が見えない」
何も言えず、深くお面を付けてしまう。
「なんで？」
「恥ずかしいから…」
歩きだし、フィディオは見付けたかき氷に目を輝かせた。
七汐のおすすめのブルーハワイと美味しそうなイチゴ。
離れた石垣に腰をかけ、お面をずらした七汐がブルーハワイを頬張る。
「ん〜〜♡」
美味しいと震える七汐に、フィディオも頬張り全身を走り、頭部に走り抜けるキーンとした痛みに震えた。
「あははっ！フィディオってば一気に食べたら頭痛くなっちゃうよ」
「先に言ってよ…」
でもイチゴも美味しいと頬を緩ませるフィディオ。
赤い美味しいそうなかき氷を見つめた七汐に気付き、フィディオはスプーンに掬い。
「あーん」
「え？！…ぁ、あーん…」
頬をかき氷に負けないくらいに染めた七汐がぱくりとスプーンを咥える。
「おいしい？」
「……おいし」
イチゴの甘さなのか、何なのか。確かなのは口に広がった甘味は初めての甘さ。
ブルーハワイをすくい、フィディオへと同じようにスプーンを向ければ躊躇いもなくフィディオはぱくっと。
「んん！Buono！」
「ぼーの？」
美味しいね、とフィディオは嬉しそうに笑った。
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楸(プロフ) - るふさん» フォロリク送らせていただきました！ (8月7日 23時) (
レス) id: f754f3bbe4 (このIDを非表示/違反報告)
るふ(プロフ) - 楸さん» え！よろしいのですか…！プロフに飛んでいただければTwitterリンク貼っているのでぜひ…！ (8月7日 23時) (レス) id: 8aec098e15 (このIDを非表示/違反報告)
楸(プロフ) - るふさん» 確認してみたところまだ復活できました!!検索では反映されないと思うので、宜しければこちらからフォローへお伺いします (8月7日 11時) (レス) id: f754f3bbe4 (このIDを非表示/違反報告)
楸(プロフ) - るふさん» まだまだ書きたかったシーンはあったのですがありがとうございます！占ツク用は削除してしまいまして…特に夢小説の事は一切更新されないアカウントで宜しければお伝えすることはできます！ (8月7日 11時) (レス) id: f754f3bbe4 (このIDを非表示/違反報告)
るふ(プロフ) - 返信ありがとうございます…！久しぶりに夢小説読んで泣きました(感涙)ぜひ楸さんのTwitterフォローさせて頂きたいのですがリンクから飛べず…アカウントの方は削除されておられますかね？？差し支えなければお返事いただけると幸いです！ (8月7日 1時) (レス) id: 8aec098e15 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：楸 | 作成日時：2023年6月28日 0時
